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ママは孤立?孤独?

みなさま今年も宜しくお願いいたします。
ましこと言います。

能登半島地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。

わたしはパラレルワーカーで、地域子育て支援拠点の専任職員として子育ての初動に関わりながら、17年目を迎えるベビーマッサージ教室の運営という2つの顔を持ちます。そのほかには、居宅訪問保育(産後ケア・一般保育・送迎・病児)、子育て支援者の相談室 、子育てサロンの経営相談なども行っています。

今日のテーマは「ママは孤立?孤独?」です。

ある文献によりますと、「孤立」は社会福祉学の分野で「社会的孤立」として研究されていて、社会的孤立とは客観的な状況と書かれています。

どのような状況かというと、「意味のある社会的関係のネットワークが欠如した状況」とされています。

「孤独」は心理学の分野で「孤独感」として研究されています。「孤独『感』」とつくことでわかるように、孤独は主観的な体験です。

どのような体験かというと、「個人の社会的関係のネットワークが、量的あるいは質的にある重要な点で不足しているときに生じる不快な体験」です。
その人が持ちたいと望んでいる社会的関係のネットワークと比較して、少なかったり、不満だったりするときにも感じるそうです。


スマホの普及により、現代のママさん達は「孤立」することは少なくなったように思います。学生時代の友人、親、兄弟、会社の同僚など、誰かしらとLINEやInstagram、あとはX(Twitter)などで繋がっている状態で、物理的距離はあったとしても、客観的な孤立は一昔前に比べて少なくなった感があります。

しかし、その便利で誰とでも繋がれるスマホの普及により「孤独」を感じるママさんが一気に増えた感があります。

孤独とは主観的な体験と示しましたが、孤独を埋めたはずのスマホが孤立を生んでいるのです。

例えば、instagramでよく見かけるステキな離乳食写真の数々、おしゃれカフェやアミューズメントパークなどへの楽しそうのお出かけの様子。

ああ、わたしなんて今日も誰とも話してない、化粧もしてない、ずっとImstagram見て、YouTube見て、X見てなんかイヤな気持ちになって、毒を吐くような投稿をして・・・。

児童館に行っても、なんかおしゃれっぽそうで、明るくて、きれいなママさんばかり。みんな友達で誰とも話せず、なんとなく話しかけることもできず、結局誰もいない公園で、ただただおしゃべり前の子どもとボールや滑り台で遊んだりして時間をつぶす毎日。

産褥期はホルモンバランスがまだ正常値に戻っていないことが多いので、ちょっと更年期に似た症状になっている場合があるそうです。代表的なのは不眠・食欲不振・無力感・疲労・イライラ・そして孤独感。

孤独と感じているママさんは、ぜひお近くの支援員が常勤でいる支援センターへ行ってみてください。無人運営の児童館や公民館、学童保育室の解放サービスは、子どもと二人でじっくり遊びたい人にオススメしています。

誰かと話したい、子どもを抱いてもらいたい、成長を見て欲しい。そう思ったときには、専任職員のいる支援拠点をオススメします。地域によって様々だと思いますが、わたしの勤める支援センターは市外の人も利用できるので、30分かけて歩いてきてくれる人もいます。そういう場所にどうかみなさまも出会えることを願います。

わたしは地域の「孤独」を埋めるために16年間ベビー教室を運営してきました。

ベビーマッサージは、それこそ自治体の講座で無料で受講できるところも多いので、その役割は間もなく終わるだろうと思ってから、なんと6年以上が経過しています。

わたしの仕事は、支援拠点の専任職員として、ベビーマッサージ教室の運営者として、点在するママさん達を拠点や教室という場所に線で結ぶことだと思っています。

その日、その瞬間だけでも孤独が埋まると、育児の窮屈さや不安など、言葉に出しにくい自分の負の感情が少し融和するように思います。

全国色々なひろばがあると思いますが、大体4日から5日頃から開所していると思うので、ぜひ皆様も今年は思い切って遊びに行ってみてください。

もしよければ、わたしも会いに来てください。

ましこ


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