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カウンセリングがはじめての方へ(1)そもそもカウンセリングとは?

「心のストレッチルーム」前田泰章です。
当ルームでは、話を聴くだけではない「問題解決型カウンセリング」をおこなっています。

では、問題解決型カウンセリングとはどのようなものなのか?
イラストと動画を交えて4回の記事に分けてお伝えしたいと思います。

全て読んでいただくと、日本ではさほど主流ではない「問題解決型カウンセリング」の理解を深めることができますので、最後までお付き合いくださいね。

カウンセリングとは?

まず、カウンセリングとは何かというと、簡単にお伝えするのであれば「対話による療法」です。対話によって、気持ちをスッキリさせたり、新たな発見を促していくという、数ある心理療法の中の1つの技法です。

*心理療法とは心理学にもとづく治療法(療法)です。心理学とは心を科学的に分析する学問です。

カウンセリングと似たような言葉に、コンサルタントやコーチングがありますが、これらとどう違うのでしょうか?

コンサルタントとは、特定の分野における専門的な知識や経験を生かして、クライアントの問題点を客観的に探り出し、アドバイスや指導を行う専門家のことです。
おもなクライアントは企業です。

ではコーチはというと、実は用いる手法はカウンセリングとあまり違いはありません。

けれどもその目的や役割に違いがあります。
カウンセリングの目的はクライエントの癒やしや回復で、そのサポートをするのがカウンセラーの役目ですが、コーチングの目的はクライエントの目標達成です。

コーチにはクライエントが主体的に考え、目標達成に必要な行動ができるように支援する役割があります。

*クライエントとは相談者のこと。業種業態によってはクライアントと呼ぶこともある。クライアントは依頼人という意味合いが強いため、カウンセリングでは、クライエントと表現している。

たとえば、海辺におなかを空かせた子どもがいたとします。
その子どもに対して魚を獲って、与えてあげるのがコンサルタントです。

一方、釣り竿を与えて魚が釣れるまで待つのがカウンセラーで、「1日20尾釣って、それを売る」などと目標を明確にしたうえで釣り竿を与えるのがコーチです。

では問題解決型カウンセラーの場合はどうかというと、カウンセラーとコーチの中間ぐらいの役割といえます。

★イラストで表すと、こんな感じです。

癒やしや治療も目的ですが、さらにクライエントの「もっと良くなりたい」「変わりたい」という気持ちを引き出し、その目標を達成できるようにサポートしていきます。

そのために、クライエントさんにさまざまな心理療法を伝授します。

海を目の前におなかを空かせた子どもに対して、釣り竿だけでなく、船や網、銛、罠など、さまざまな釣りの道具を与えるのが、問題解決型カウンセラーなのです。

次回2回目の記事では、問題解決型カウンセリングで大切にしている事についてお伝えいたします。
(前田泰章)


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