幼い頃の私に伝えたいこと。

思い返せば、幼い頃から、近しい人たちの嫌な部分をたくさん見てきました。

身内同士の口喧嘩、陰口。
他所様への文句、悪口。
どこまでが本当かわからない噂話。
そういうものを目の前で当たり前のように交わされると、幼いながらに不安な気持ちになるものです。
「私がいないところでは、私の悪口を言われているのではないか」
家族や身内に対して、そのように思えてしまうようでは、学校や社会での生活に支障がでるのも頷けます。

今でこそ、自分が思うほど、周りは私のことなど気にしていないと思えます。
全く気にならないといえば嘘になるけれど、子どもの頃のことを思ったら、今の方が気がラクです。

大人になり、いろんな経験をしてきたからこそ、幼い頃の私に言いたい。
「嫌なことは嫌だって言っていいんだよ。それは悪いことじゃないよ」と。
「嫌だと感じたなら、その場から離れてもいいんだよ」と。

過去の出来事自体は変えられません。
でも、見方や考え方を変えれば、記憶を変えることはできると思います。

その場にいない人の悪口をいうのも、目の前にいる人を罵るのも。
今思えば、自信のなさや劣等感の表れだったのではないかと思うのです。そう思うと、身内や両親に対して、少しだけ、優しくなるような気がします。(だからといって、全てを許せるわけではないです。そういう想いも含めて、仕方のないことだったと思います)


誰が悪いとかではなく。
私は私、あなたはあなたなんだよ。

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