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【隣の家のはなし①】私ができあがるまで

「なんで、あの人周りの空気読んで動かれへんの?」
「人を動かそうと思ったら、やっぱり好かれることが一番大事やで」
世の中のできるビジネスマンは、みんなこれが突出してできる人なんだと思って疑いもしませんでした。
・・・で、ある日、呼吸ができなくなり、動機息切れ。仕事ができなくなりました。

今まで、休みの日は疲れ切って動けない、人と会うのが苦痛など、何かが周りの人とは違うというのは薄々気づいてはいたんです。
休みの日もスケジュールがぎっしり、人と一緒にいないと寂しくて死にそうって嘘やろ・・・。

でもそれは、怠け者で根暗な私が悪いんだ、だからせめて学校・友人・仕事と人が集まるところでは、ひょうきんものでいようと思い、見事にどのコミュニティでも「おもろいやつ」の称号をほしいままにいただきました。ただし、人を悪く言うのはイヤなので、自分をおとしめて笑いをとるスタイルが主流です。

そうすれば、シャキッと明るい人間になれる、そう信じてうん十年生きてきましたが、ずっとしんどい・・なぜだろう・・・

そしてとうとう出会いました、「繊細さん」という概念に。
この考え方に出会ったとき、本気で息が深く吐き出せたような気がした感覚を今でも覚えています。

この子ナイーブだから」と嫌味で言われてきた。
自分でも「私、無駄に繊細だから」と自ら見下すような事を言ってきた。
そんなキツイ手段を取らないと、人とコミュニケーションが取れなかった私の人生を、文章に残すことで、何がどうなって今の自分になったのかを探っていこうという試みです。

まぁ、あまり堅苦しくなってもなので、隣の家族の、長女の話という軽いタッチで、短めの文章で投稿していこうと思いますので、良ければ続けて読んでもらえると嬉しいです。


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