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【となりの家のはなし⑪】中学生ってややこしい(上)

今回から中学生編です。昔働いていた職場のパートさんから、「子供が中学生の時はできるだけ仕事辞めて家にいた方がいい」って言われたことがありました。ずいぶん前時代的な事を言うもんだと思っていましたが、今となればそれも一理あるなと思います。中学時代ってそれぐらいややこしい。ってことで、その時のお話を。

人間、精神的にキツいな出来事って思い出せないって聞いたことがあるんですが、そんな不思議な出来事がありました。
中学校1年生の時、クラスの女子から無視されてい時期がありました。これふわっとした記憶で、なんかクラスにいて居場所ないなー、どうしようって思った感情だけが残っているんですが、それが無視されているかどうかの実感がないというか・・・。

今となっては、人見知り発動し「しゃべりかけるなオーラ」全開で、それをもあって、クラスメイトも自分の事に必死で話しかけてこなかっただけなのか。自分からアクションを起こさずそうこうしているうちに、周りはどんどん友達を作って、気づけば一人ぼっちになったのか。
ただ、当時仲良くしていた友達が、急に話してくれなくなったっていう空気感、居心地の悪さだけは、感覚として残っています。

ただ、両親によればどうやら、新任の先生の授業で、クラスみんなが示し合わせて筆箱を地面に落とす嫌がらせをしようという話なったのを、私一人が賛同しなかったことにより無視されていたと。そして私がクラスから仲間外れにされて、担任だった新任の先生が学校を辞めたらしい。そして仲間外れの筆頭だった友達は、私たち家族がよく行くご飯屋さんの娘で、母が友達のお母さんにそのことを話して、子育てって難しいって二人で泣いてな~っていう話なんですが・・記憶がほとんどないんです。でもここまでリアルに作り話するってこともないだろうし・・・謎。

一般的に「人見知り」って、恥ずかしくて話すのが苦手って思われがちですが、繊細さんの「人見知り」はニュアンスが違います。恥ずかしいからではなくて、相手の状況や顔色、機嫌や空気を察知してしまうため、話しかけるタイミングが難しいんです。なんか長縄に入るタイミングみたいにコツがいるイメージで、自分の都合だけで話しかけられたらどれだけ楽だろうっていつも思います。中学の時だって、実は繊細流の人見知りが発動しただけの可能性もあるかも・・・でも真相が闇の中です。

今回も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
こうやって改めて明文化すると、記憶って随分適当なんだなって思います。次回もそんなあいまいな記憶を引っ張り出しながら、中学校編、続きます。

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