「ツッコミ」という専門用語が、ある程度、広く知られた。

では、「ツッコミ役」は、「ツッコミを入れる役」なのだろうか。

私の近くにいる「ツッコミ役」には、ツッコミを入れる（指摘否定や補足をする）ことだけを考えず、反射反応の面白味を見せる「リアクション役」であるよう、念押ししている。

ライバルに、ここで、差が付けられる。

リアクションの中のほんの一部が、ツッコミ（指摘否定、補足）であり、実は、その他にもやれることが多い。

これを、「遊び」「擽り」等と言うこともある。

制限時間が設けられた「賞レース用のネタ」では、「遊び」「擽り」が省かれることが多いので、劇場で生の舞台を観ることなく芸人を目指す新人は、「ツッコミ役は、リアクション役である」ということを知らない。

ツッコミ役が、ツッコミ以外に何がやれるのか、より詳しく知りたい人は、昨年末のTHE MANZAI 2019のスピードワゴンのネタを観るなり、漫才CD「ヤングの ま」等を聴くなりすれば、気付きを得られると思う。

リアクションの引き出しが多い。

ちなみに、やすきよの漫才は、リアクションの応酬を極めた型である。

まだ間に合う！

即効性あり！