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代理投票制度に関するリーフレットをつくりました(狛江市選挙管理委員会・政策室×KOMAE Desinger's Lab.)

こんにちは。こまえのデザイン.(狛江市 未来戦略室)の田代です。

今回のnoteでは、KOMAE Desinger's Lab.の田邊 真也(たなべ まさや)さんに作成を依頼した『代理投票制度に関するリーフレット』(担当:選挙管理委員会・政策室)を紹介します。

代理投票制度とは

代理投票制度とは、病気やけが、障がい、その他の事情によって、投票用紙に文字を記入することが困難な選挙人(投票する人)のために投票を支援する制度です。

代理投票制度を利用した場合の具体的な支援の流れとしては、本人が投票管理者に申し出すると、投票所の投票従事職員の中から2名の補助者(お手伝いする人)が定められ、そのうちの1名が選挙人の指示に従って投票用紙に代筆で記入し、もう1名が指示通りに記入しているか確認を行います。

この代理投票制度について周知し、積極的に活用してもらうため、受付から投票までの流れをイラスト付きでわかりやすく解説した「代理投票に関するリーフレット」(詳細版・簡易版の2種類)を狛江市選挙管理委員会で作成しました。

■リーフレット詳細版はこちら

■リーフレット簡易版はこちら

リーフレットの内容における工夫とは

リーフレットは詳細版と簡易版の2種類作成し、代理投票の制度をわかりやすく説明するため、文体やイラストの表現方法もそれぞれ工夫しています。

また、制度自体を知ってもらうだけではなく、リーフレット裏面には投票の際に手伝ってもらいたいことを直接記入できる欄があり、このリーフレットに事前に記入し、投票所へ持っていくことで支援が必要な部分を伝えることができるような内容となっています。

リーフレットのデザインを担当した田邊デザイナーのコメントは以下のとおりです。

「障がいなどの理由により、選挙に行きたいが難しい、という方々がいらっしゃることを知り、その方々やご家族の方々がリーフレットを手に取った時に、こんな制度があるなら是非投票してみたい!と思っていただける表現、イラストのタッチ、色使いなどを熟考しました。」

代理投票リーフレットは全国への広がりをみせる

このようにデザインにも工夫を凝らして作成された代理投票に関するリーフレットですが、一般的には行政からのお知らせの紙媒体は、印刷して市民や市内事業者などの関係者に配付したり、市内の公共施設等に配架したところで、いったん発信する側の役目はひと段落します。

今回はこれだけに留まらなかった点に、こまえのデザイン.は注目しています。

(1)市内外への積極的な資料提供

今年4月に行われる統一地方選挙を控え、全国的に選挙に対して関心が高まることに着目し、狛江市ホームページでのPDFデータの公開はもちろんのこと、市内外の育成会関係者にも資料提供しています。
▽狛江市ホームページはこちら

(2)総務省を通じた全国への周知

狛江市の動きは総務省の目にも止まり、総務省ホームページで狛江市のリーフレットが紹介されています。
▽総務省ホームページはこちら

さらに、総務省では狛江市が作成したリーフレットを全国の自治体等が加工可能になるようパワーポイント版で各都道府県に送付し、各市区町村への周知を促すような取り組みも始まりました。

(3)積極的なプレスリリース

また、報道各社へのプレスリリースも積極的に行い、一部のメディアでも紹介されるようになりました。

このような取組みもあり、狛江市には全国の自治体等から資料請求や問い合わせの声が寄せられるなど、代理投票制度リーフレットへの関心は広がっているようです。

あとがき

いかがだったでしょうか。今回のnoteでは、リーフレットの配付だけでなく、代理投票制度の全国的な普及・啓発を視野に入れて、積極的な広報活動に活用した事例を紹介しました。これをきっかけに代理投票制度の認知が広がり、この制度を利用した投票が増えることに期待したいと思います。


最後に、今回のリーフレットデザインを担当した田邊 真也さんから嬉しいお知らせが届いていますので紹介します。
2023年の「日本ASEAN友好協力50周年」の公式ロゴマークに、田邊さんの作品が採用されたとのことです。

詳しくは以下の外部省ホームページや日本ASEAN友好協力50周年特設サイトで紹介されていますのでぜひご覧ください。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございます。よろしければ、「スキ」や「コメント」をいただけると嬉しいです!

※このnoteは、狛江市未来戦略室のスタッフ3名が交代で執筆しています。それぞれの文章のスタイルもあわせてお楽しみください。

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