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みんなのことが好きになれないの…

「みんなのことが好きになれないの……」
申し訳なさそうに娘コマコが言ったことがある。
そう思う自分を責めていた。

私は「みんなと仲良くしなさい」とか今まで言った覚えはなかった。
でもみんなのことを「好きにならなきゃいけない」と自然と身につけたんだなぁとその時思った。
人を嫌いになる感情は悪いこととそう思っているんだなと。

私は「みんなのことを好きにならなくていいんだよ。好きになれない子もいたっていいんだよ」と答えた。
「コマコはその子を好きになれないほど、傷ついたんじゃないの?」
コマコはうなづいた。

少し落ち着いたところで私は彼女に話を続けた。
内容は、簡単に言うと「思いは自由。でも人との関係にはルールはある」ということ。
詳しくは前回のお話↓

実は前回の私の「友達は100人作った方がいいの?」の話は冒頭の彼女の言葉から生まれた。

コマコの言葉を聞いて、人は知らず知らずのうちにたくさんのルールを身につけているんだなと思った。

ただ私は自分の「思い」はルールにとらわれず自分で自由にさせてあげていいと思う。

もちろん社会通念上やってはいけないこと。
お互いのために言わない方がいいこと。
言動にはルールがあると思っている。

例え他人に許されないような感情が沸くことだってあってもいいと思う。
それを言葉や行動に移さなければいいのではないだろうか。
自分のそのつらい感情特に怒りの奥には「悲しみ」があることが多い。

まずその「悲しみ」を自分でそっと抱いてあげてみてほしい。

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