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就労継続支援B型をやめたくて

画像:いい画像がなかったので、スクショを貼りました。

就労継続支援B型に通っているのは自分への甘えなのではないか?と葛藤するようになった

私は、限りなく健常者に近い障害者だと思っている。

1人で電車にもバスにも飛行機にも乗れるし、途中でパニックも起こさないし、買い物だって1人で楽しめるし、メイクやファッションにも気を使うし、お風呂にも入るし、前と比べると断然症状も良くなっているから、確かに、悪い考えに呑まれる時はあるけど、基本的な生活は限りなく健常者に近い障害者であると思っている。

前は、悪い考えを吹聴してくる声がずーっと聞こえてきたり、虫の幻覚が見えたり、外を歩くと自分が笑われているような感覚がしたり、いわゆる、統合失調症の症状がバリバリ出ていた。
看護系の友達には「動作緩慢」という、全ての動作がゆっくりになってしまう症状が出ていたよ、と言われたぐらい、酷かったらしい。

それで、福祉サービスの「就労継続支援B型事業所」に通って、ゆるゆると怠けながら作業をしていたんだけど、最近どうも自分の選択が腑に落ちなくなってきた。

福祉なので、最低時給なんてものはなく、今通っているところは1時間200円。日給にすると、800円が限度。
丸1日居たって、普通の人が普通のバイトする1時間の時給にすら届かないのだ。

そんなところにいつまで通い続けるんだ自分。って、思い始めた。

労働すること、に対して考えていること

正直、私は"自分に合う職場さえ見つかれば"働ける人間だと思っている。

直近ではスーパーのレジを1週間だけバイトしてすぐ辞めたんだけど、その辞めた理由は、時間帯が被っているおばさん(パートだけど、社員が帰った後は実質管理者の立場になる人)が、イライラし続けていて、誰に対しても常に怒鳴ってくるような人だったから、ここで働きたくないと思い辞めてしまった。

大きい声を荒らげる人、どうしても無理だ。

私も怒鳴られた時があって、それはまだ入って1週間、出勤日数で見ると3~4回目の日で、まだほとんど詳しいことを教わっておらず、それでちょっとだけ、ほんの些細なミスをしたのが原因で怒鳴られた。「こんなことも出来ないの?!」って。
ほんとにムカついて、その場で私も怒鳴り散らかそうかと思ったけど、やめた。
適当に「あーそうっすか。はいはい。すんませ〜ん」って言って、流して、私は帰る時間だったから、すぐ更衣室に行き、着替えてる途中で「もうここには来ることないな」と思った。で、次の日にはもう「今月いっぱいまでシフト出てるけどもう二度と行きたくないんで辞めます」って言って、辞めた。

ちなみに、この辞めたスーパーは最寄りのスーパーだったので、今でも普通に買い物に行っている。ははは。そのメンタルの強さはどこから来てるんだろうね。

就労支援を辞めようかな、と思っている理由

まあ、そんなこんながあって、「もしかして自分はバイトすら出来ない人間なのかも……」と思って、就労支援に通い始めたんだけど、今、感じているのは「自分には温すぎる」ということ。

休みたい時には休めるし、どうしても通所出来ない時は在宅ワークを選ぶこともできるし、1日1時間だけ利用することも出来る。

それが、「自分には温すぎる」と思ってしまう。

確かに、もっと酷くて、「ああ、今日はずーっと悪い考えしか浮かばない、つらい、ダメだ」が何日も続くような人とか、私の昔の症状だと、1日中寝たっきりでご飯とトイレ、たまにお風呂入るっていうことだけしか出来ない生活が数ヶ月も続くみたいな、そういう人にとっては、社会との繋がりが出来るから、いいと思う。

でも、私は、もう、そうじゃない。

たまに面倒くさがってお風呂に入らない日もあったりするけど、だいたい毎日意識してお風呂に入るようにしているし、インドアなだけで、理由があれば外に出ようと思えば毎日出れるし、それこそ外に出ても自分を笑っている声が聞こえなくなったし。
あれれ。これって"普通のバイト"が出来るんじゃないかなって、そう思っている。

薬を飲んでいるからか、思考に常にモヤがかかったような状態なので、些細なミスをするかもしれないけど、それは普通の人だって些細なミスぐらいはすると思っているから、何とかなるんじゃないかな。(あ、もちろん些細なミスが命の危機に繋がるような仕事は選ばないし選べないので、大丈夫って信じてる)

マオは今、不器用な人間、という分類に入ると思う。

今までの人生では、「マオって器用な人」と言われることが多かったから、ずっとその認識でいたけど、もうそれは変わってしまった。その事実は受け止める。

障害者雇用 札幌、で出てきたバイトに応募してみた

大通駅のコンコース内にある『元気ショップ』って知ってますか。

多分だけど、私が通っていたような就労支援の作業で作った雑貨やパンなどが売っているお店。

そこに、深夜の勢いもあって、えいや!と応募してみた。

障害者が作ったものを販売している会社が、障害者に優しくなかったら、それは問題だろうと思って。まあ、これは希望的観測なのでどうなのか知りませんけど。

本当は福祉サービスに携わる仕事がしてみたかったけど、今のマオのキャパじゃ他人の人生相談などに乗ることは出来ないかなって自分を省みた。

でも、どうしても、ちょっとでいいから福祉に携わる仕事がしてみたくて、その『元気ショップ』に応募してみた。

ほんとにさっき応募したばっかりだから、面接が何日〜とか、受かるかどうかとか、全く分からないけど、今のこの気持ちと事実を書き留めておきたくて、noteを書きました。

周りに「働いてくれ」と言われている話

どうしてこんな急にバイト探そ〜って思ったかというと、実はあるキッカケがある。

それは、この間母親と付き合い始めて10日しか経ってない彼氏を会わせたのだ。(笑)

よくある「娘さんとお付き合いしている○○と申します……」的なやつじゃなくて、ただ、我が家に忘れ物していったから、それを取りに来たらたまたま母親も在宅していて、鉢合わせることになったという流れ。

彼とは結婚したいぐらい大好きだけど、流石に10日でご挨拶させるほど鬼畜メンヘラ女ではないよ!
ちょっと会わせてみたらどうなるかなって、化学反応を楽しみたかっただけ。

で、会わせた時に3時間ぐらい3人で小話をした。
基本的には「マオが精神疾患持ちで、情緒不安定で、それに長いこと付き合っていくには、こちら側もかなりメンタルがやられるけど、それでも本当に付き合っていていいのか」というような話題が多かった。
それは、未来の話なので急に「あ、無理かも」と思われるかもしれないなって覚悟はしているから、私的には大丈夫なんだけど、彼が「無理をしていること」に気付かず共倒れすることになったら1番怖いなあって、思ってます。
だから、母親は何度も何度も「共倒れしないように」と釘をさしていた。

あ、ちょっと話逸れちゃった。

話を労働の話に戻そう。
「マオが精神疾患持ちで今就労支援に通っているだけの財力不安定なほぼニートだけど〜」といった文脈から、彼の口から「マオさんが働けるなら働いて欲しい」という言葉が出てきた。

私の彼は今大学生なんだけど、ちょっと色々あって、四年制大学に通ってるのに大学5年生になることが確定している。かつ、文系なので、就職したとて新入社員1年目からマオを養えるほどの収入が得られることはない。だから、出来るだけマオも働いて、収入を得て欲しいとのことだった。

もちろん、マオも馬鹿では無いので「彼に養ってもーらお♡」なんて考えは元からさらさら無いんだけど、「働かなくてはならない」というのはかなり強く思うことになった。

つまり、彼氏大好き過ぎて働くことを決意したっていうバカップル女ということ〜!

すみません。3000文字も書いてここまで読ませておいて、結局彼氏と長く良い関係を続けたくて、続けるにはやっぱりお金が必要で(デートするのにもお金ってかかりますからね)だから、時給200円の就労支援に通ってる場合じゃねえ!って思ったって話。

彼氏のおかげで、私は"ちゃんとした人間になろう"と思ったので、かなりいいキッカケでした。
やっぱり付き合って10日だったけど、母親に会わせて良かったな。

私、母親からの言葉は全て適当に流す癖があるから、「働け!」と言われても無視しちゃう。
親の話って真剣に聞けなくないですか。
彼氏という特別な存在に言われたら、うんうん!分かった!って、なりませんか。(笑)

働くぞー!元気になるぞー!
あと彼氏がマオが元気になるのを見守ってるって約束してくれたし、情緒も安定していて、今全てがいい方向いてるから、このまま上手く行きたい。

いや、きっとこの先何回か、何十回と不安定になる日は来るんだろうけど、自暴自棄にならないで、自分を大切にすることと、自分を大切に想ってくれている人のことを思い出して、頑張ろうと思う。

それでは。
2023-09-22

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