見出し画像

no.1 魔法の作文1/3

2021.1.6

正確には年越し前の出来事ですが、今更記事にします(遅い)
小学5.6年生の冬休み課題の1つとして"作文"を行います。
とは言え、、、
「作文好きな人ー?」
と尋ねたところで外気温より冷たい反応が…。
ではもう1つ質問を。
「いきなり作文用紙渡したら困る人ー?」
皆さん全力で両手を挙げてくれました。

そこで、全3週にわたり行った「プチ作家の時間」に挑戦してみました❁*。
1時間目 「小説冒頭選手権」
2時間目 「リレー作文」
3時間目 「作戦タイム」

今回の記事では1時間目の「小説冒頭選手権」を取り上げます。

国語科とは言え私自身も作文が大好きかと問われれば、正直好きではないです。
だって難しいし、大変なんだもん。
そこで1時間目の目標は

"文章作りって楽しいかも?"

と、思わせること.思うこと、にしました。
少しでも作文に対する抵抗感や嫌悪感が薄まればいいなと願いつつ…さぁ!やってみよー!

内容は至ってシンプル
「続きが読みたくなるような、物語の1文を作ってみよう」
これだけです。
例えば……
・むかしむかしあるところにおじいさんとおばあさんが暮らしておった。
・メロスは走った。
・その日は大雨だった。
といった具合に好きなように、"1文だけ"物語を書いてもらいます。

たかが1文、されど1文。
文章において書き始めは全体の印象を大きく左右する重要な役割があります。
「さぁ、渾身の1文を!!」
みなさん気合いが入ります。
もちろん、楽しく相談OK!何作品でもOK!
机間指導ではシンプルに読者として感想を伝えます。時々ヒントも匂わせます(笑)
「この会話なんて返したのか気になるわぁ〜」
「星空ってことは嬉しい気持ちなんだね!」
「物語の最後と見せかけてここからはじまるのか!!斬新!」
「おぉ、どうした、少年?!」
「シリーズ物になる予感〜!」

みなさん思い思いの作品を作ってくれました。
最後に全体で匿名発表。
ここでは褒めて褒めて褒めちぎりました。その中でも、"会話文"やヒュ〜って"音"で始める作品も多いね〜! なーんていいながら他の人の技法に触れてもらいます。
5年生の中には、
「もって帰って続き書きたい!」
なんて言ってくれる子もいました。嬉しい限りです!!

と、いうことで今回の授業の目的を付け足しておきます。
・文章作りを楽しんでもらう
・客観的な視点を養う
・様々な表現、世界観に触れる

5.6年生どちらの授業でも達成できたかな、と思います(^^)
振り返りとしては、何か縛りをつけても面白かったかな、と。
「擬音語ではじめてください」
「生き物を登場させましょう」
このように縛り入りにすると鑑賞の焦点が集中してくるのではないかと思います。
回し読みなど音声だけではなく、文字で目からも世界観を受信できる工夫をしていきたいです。

さて、魔法の作文2/3へ続きます♪

この記事が参加している募集

子どもに教えられたこと