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なぜプログラミングが必修科目なの?

子どもに何故プログラミングが必要と
言われるのでしょうか?
プログラミングが必須科目になった今、
何故プログラミングを学ぶのか

その質問に あなたは答えられますか?

石戸奈々子著
『賢い子はスマホで何をしているのか』
図解してみました。

この本は賢い子がスマホで何をしているか?
について書かれたものではなく、

主なテーマは
デジタル時代の教育のあり方(特にプログラミング)に焦点が当てられています

冒頭の質問なのですが、
正直プログラミング学習って言っても
子どもが将来プログラマーになるかは分からないからなぁ…と私自身 及び腰でした。

簡潔にいうと、
プログラミング学習=プログラマーにさせるではありません。

野球を習うからといって
全員が野球選手になるわけではない。
そう置き換えると理解しやすいですよね!

←これ、当たり前のことなんですが
どうも自分の時代と違うことに対して
まず否定から入ってしまう癖があるようです。
気を付けないとダメですね💦

今のデジタル社会では
すべての生活がコンピューター制御され
その恩恵を受けて私たちはとても便利に暮らすことができています。

病院の受付システムから
炊飯器の予約機能
日常のあらゆることが
コンピューターにプログラミングされたシステムのおかげで成り立っているわけです。

今後さらに便利で
今までにないシステムが生まれてくる。

そんな時代において
肝心のコンピューターに
自分が思うように動いてくれる指示を出す方法を知っているか/いないか では大きく違ってきます。

その観点からもプログラミング学習というのは
以前の読み・書き・そろばんに代わる
読み・書き・プログラミング」という
必須のツールになっているわけです。


プログラミングというと
複雑な言語をまっくろな画面に打ち込む
いわゆるコーディングのイメージ。
そんな難しいことできない…と思いがちですよね。

暗号かな〜?!

ただ今は
ノーコードのツールもたくさんあります。

厚切りジェイソンさんが
NHKでやっているスクラッチなんかは
代表的なプログラミングツールですね。

あれは指示の書かれたブロックを置いていくだけでプログラミングができます。

・色を塗る、
・キャラクターを歩かせる、
・音楽を演奏する、
・ゲームを作る などなど

子どもがゲーム感覚で
楽しく学べるというのが1番のポイント。

ただ作るのではなく
世界中の人に作品を共有し
「いいね!」をもらうと
それもやる気に繋がります。

著者はプログラミングの良いところを
誰でも気軽に始められて、
何度もやり直しできる

点にあるとしています。

トライ&エラーを
以前よりも格段に素早く回せるようになる。
その分試行錯誤の回数も増えます。

決まった答えを答えれば正解だった昔の教育より
正解がないものをいかに工夫して作り上げていくのか。その過程こそが重視されるべきだと
私も深く共感しました。

正解のない時代においては
学び続ける能力こそが求められています。

自分が面白いと感じるものに
積極的に、主体的に調べて学び続けていく。

私たちに必要なのは
これがあれば絶対安心!という
決まった何かではなく

分からないことがあれば自分で調べて学ぶ。
その学び方を知る。
教育ではなく
教養(リベラルアーツ)」が大事なのだと
本の中で語られていました。

https://www.amazon.co.jp/賢い子はスマホで何をしているのか-日経プレミアシリーズ-石戸-奈々子/dp/4532264588

子どもに教育を、習い事を、
プログラミングを、と
ついつい焦ってしまいがちなのが
私を含め親だと思います。


だけどもう少し広い心で
子どもの「楽しい」「ワクワク」を見守り
そのサポートをしつつも
何より自ら学んでいく姿勢を子どもには手本として見せるべきだなと思いました。

普段ズボラで面倒くさがりではあるけど…
まずは「読書」
そして「アウトプット」をして
これからも学んでいこうと改めて決意させてくれた本でした!

ライフロング・キンダーガーデン
(生涯学ぶ。まるで幼稚園児のように)

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