公務員図鑑

目指す若者の減少傾向が指摘される公務員。そのため、大学生が公務員の仕事を取材し、公務員…

公務員図鑑

目指す若者の減少傾向が指摘される公務員。そのため、大学生が公務員の仕事を取材し、公務員の仕事の魅力、やりがいや達成感、誇りなどを情報発信する「公務員図鑑」を企画しました。公務員を目指す若者を増やすという社会貢献ができればと考えています(浜松学院大学 地域共創学科3年 坪井ゼミ)。

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    多くの仕事を取り上げた仕事図鑑ではなく、働く公務員に着目し、記事として制作した、日本初の公務員図鑑。現在、学生の就職活動において、公務員を目指す若者が減少傾向にあることが指摘されています。公務員の仕事の魅力、やりがいや達成感、誇りなどを広く知ってもらうことで、目指す若者を増やしていきたいと考えました。浜松学院大学 地域共創学科 坪井ゼミの学生が公務員の仕事の現場を取材し、仕事の魅力などを情報発信することで、社会貢献ができればと「公務員図鑑」を企画・制作することにしたのです。趣旨に賛同してくれた、市町公務員職員、小・中学校教員、警察官のみなさま、本当にありがとうございます!その秘められた思いを多くの方へ届けたいと思います。

最近の記事

公務員にしかできない、迫る危険から市民を守ること

所属/磐田市役所 危機管理課 危機管理グループ 伊藤さん 取材/浜松学院大学 地域共創学科 3年 しょうよう 早期に復旧して平常時の状態に戻すことに注力磐田市では、静岡県と連携しながら、危機管理体制づくりを進め、地域防災計画や地震・津波アクションプログラムを策定。これらに基づき、災害が発生した場合やその恐れがある場合、市民への避難情報発令を同報無線やいわたホッとメールで周知を行っています。また、自治会や学校などからの依頼により実施しているのが「防災講座」です。 危機管理課の

    • 若い力を借りて青少年育成を共に考えていきたい

      所属/沼津市役所 生涯学習課 木村 翔さん 取材/浜松学院大学 現代コミニュケーション学部 地域共創学科 3年 亀井 野外活動で特に人気なのは・・・沼津市の生涯学習課で、主に行っているのは、英語教育、家庭教育への支援、二十歳の集い、青少年育成。英語教育のイングリッシュアドベンチャーという授業では、ALTの先生達と一緒に、英語で様々な体験活動を行いながら、コミュニケーションの取り方と国際感覚を学ぶことができます。青少年育成では、子ども会、ボーイスカウト、ガールスカウト、学生団

      • おやまに長く住み続けてもらう仕事から出会えたいくつもの奇跡

        所属/小山町役場未来創造部 おやまで暮らそう課 小林さん 取材/浜松学院大学 地域共創学科 3年 高田 土地の所有者と真剣に向き合い、町に住む人を増やしたい「おやまで暮らそう課」とは他にはない、ちょっと聞き慣れない部署名ですよね。実際に私たちは、事業の柱として、小山町の人口をいかに増やすという課題に取り組んでいます。人口政策は、ハード事業とソフト事業に分けられます。その中で私はハード事業を主に担当しています。人が住む宅地を増やし、そこへの移住を推進します。また町外からの移住

        • 地域の幸せを追求できるのは 「地方公務員」だけ

          所属/浜松市役所 中区まちづくり推進課・東部協働センター 松坂さん 取材/浜松学院大学 地域共創学科 3年 鈴木 業務を達成するゴールから逆算して工程を工夫 地域のコミュニティ支援として、自治会活動の支援や課題のヒアリングを行ったり、地域の住民の皆様を対象とした生涯学習講座を提供したり、施設運営や保全のための物品購入や修繕工事の発注を行ったりと業務は多岐にわたります。多岐にわたる仕事を覚えるまでに時間が掛かるため、焦らず、分からないことについては過去の資料を確認するなどして

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          9本

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          誰かの手を借りてみんなで犯罪に立ち向かう憧れの仕事

          所属/静岡県内交番勤務警察官  Aさん 取材/浜松学院大学 地域共創学科 3年 吉山 目的意識を持って安心安全に私が行っている業務は、主に各種事案対応と防犯活動と、市民の方への対応です。通報が入ればすぐに現場に駆け付け、市民の方が落し物の相談に来たら、その対応をしています。事業を進めていく上で、常に心掛けていることとしては「市民の立場に立ち、常に笑顔で対応することと決して偉そうにしないこと」。また、目的意識を持つことを重要視しています。私の目的は、「県民が安全安心に暮らせる

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          文化財の素晴らしさを後世に引き継ぎたい

          所属/浜松市役所 市民部 文化財課 伊奈さん 取材/浜松学院大学 地域共創学科 3年 古川 無形民俗文化財を把握、継承、情報発信していく数多くある指定民俗文化財の中でも「無形民俗文化財」を担当しています。無形文化財は川名ひよんどりといった、祭りや行事。勝坂神楽といった民俗芸能のことです。文化財課では、大きく分けて3つの業務があります。1つ目は、文化財の現状把握することです。指定したものが現在、適切な状態で保存されているのかを把握をする必要があります。2つ目は、適切な形で整備

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          笑顔にさせてくれる子どもたちからの贈り物とは

          所属/公立小学校勤務 H先生 取材/浜松学院大学 地域共創学科 3年 松下 私立ではなく公立を選んだわけ、なぜその道を?中学受験戦争が騒がれる昨今、注目度も人気も高まっている私立小学校。しかし、Hさんは敢えて公立小学校の教員という道を選びました。 それはなぜか?「もともと、子供を支えられる仕事をしたいという思いで教師を目指していた私にとって、支援を必要としている児童は私立よりも公立の学校に多くいるのではと考えました」とHさん。選択して入学してくる私立の児童ではなく、様々な家

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          教師人生40年、フルタイムで働く再任用教員の大切にしたいこと

          所属/浜松市立開成中学校 岡田先生 取材/浜松学院大学 地域共創学科 3年 穐山 再任用になっても関わり方は変わらない「再任用教員」とは、定年退職した後、再雇用された教員のことです。フルタイム勤務と短時間勤務を選ぶことができ、任期は1年、最長5年と決められています。私は、教員としてのモチベーションを保ちたいという思いから、これまでと同じフルタイム勤務を選択しました。定年を迎えると再任用教員としてフルタイムか短時間勤務か選択できるようになります。私は、モチベーションを保てるか

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          地域に寄り添うコミュニティ担当職員が残したいもの

          所属/浜松市中区役所 まちづくり推進課(曳馬協働センター)大平さん 取材/浜松学院大学 地域共創学科 3年 藤井 地域と行政のパイプ役であり、市民に最も近い行政職員私は、浜松市の曳馬協働センターで「コミュニティ担当職員」として業務を行っています。主な業務内容は、地域からの相談や受付、地域課題の解決、他部署への連絡などです。 「コミュニティ担当職員」という役職は市役所に正式な役割としては存在しないので、業務内容は一般の公務員とあまり変わりません。ただ、窓口業務や講座を通して、

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