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聴覚障害者の困ってることと社会参加を促進する「きこえんまあく」の製作者が豊橋市に陳情する理由とは?


私は、耳が聞こえない人のみが通う筑波技術大学の元学生で、現在は放送大学の耳が聞こえない近藤  史一です。 今日は、豊橋市に聴覚障害版ヘルプマークである”きこえんまあく”を配布して欲しい陳情の文章を書きました。

きこえんまあく(表)
きこえんまあく(裏)

陳情の趣旨

私は、聴覚障害者のためのヘルプマークとして「きこえんまあく」を考案し、製作しました。このマークは、耳の形にバツ印を入れ、上下に「I’m deaf.」「きこえません」とゴシック体ではっきり記したもので、聴覚障害者が苦手なことや配慮してほしいことを裏面に簡単な英語で書いたステッカーです。このマークを持ち歩くことで、聴覚障害者は自分の障害を周囲に伝えやすくなり、コミュニケーションや緊急時の対応に役立つと考えています。

私は、私は、耳が聞こえない人のみが通う筑波技術大学の元学生で、現在は放送大学の耳が聞こえない豊橋生まれ豊橋育ちの近藤史一です。 私は、4段階ある聴覚障害の等級のうち、重い方から2番目の「3級」に該当します。いまも相手に書いたり、静かな環境でゆっくり話したりしてもらえば分かり、言葉を返すことができます。しかし、グループでの会話や雑音の多い場所では、声が聞き取れずに困ることが多くあります。

私が「きこえんまあく」を作ったきっかけは、2018年夏に都内の手話イベントに出かけて熱中症になったときでした。救急搬送の際に、聴覚障害を示すマークを携帯していたら、救急隊員に障害を伝えやすかったのではないかと痛感しました。また、現在流通している白い十字に赤い背景のヘルプマークだけでは、どんな障害を持っているのか一目で分かりづらく、どんなふうに支援したらよいのか声をかけづらいと感じていました。聴覚障害に特化した「耳マーク」もありますが、相手の許可を得ずに色々加工して配るのは著作権違反で訴えられるリスクがあるのでそのまま使うは無理でした。

そこで、私は、費用を抑えるためにネットで中国のデザイナーを探し、自分で裏面の英語を考えながら、デザインを作成をしてもらいました。約300枚のステッカーを作り、母校の豊橋聾学校をはじめ、各地のろう学校や聴覚障害者団体に配りました。また、シンガポールやウクライナから日本に来た難民にも送りました。このマークを使うことで、聴覚障害者は自分の障害を周囲に伝えやすくなり、コミュニケーションや緊急時の対応に役立つという反響を得ました。また、知名度はなくてもこのマークを見ただけで聞こえないことがわかるようにしたのが一番のポイントです。この点で、わざわざこのマークを宣伝をしなくても良いという面があることを実感しました。英語がわかるかどうかのために、非英語圏の留学生やネイティブの日本語&英語話者にも英語の確認をとりました。

引用


私は、このマークをもっと多くの聴覚障害者に届けたいと考えています。しかし、私一人では限界があります。そこで、私は、豊橋市に対して、以下の陳情項目を提出します。以下の陳情項目を、豊橋市に対して提出します。私は、この陳情が、聴覚障害者の生活の向上に貢献すると信じています。豊橋市におかれましては、この陳情を真摯に受け止め、速やかに実行に移していただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

以下の陳情項目を、豊橋市に対して提出します。私は、この陳情が、聴覚障害者の生活の向上に貢献すると信じています。豊橋市におかれましては、この陳情を真摯に受け止め、速やかに実行に移していただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

陳情の項目

・豊橋市障害福祉課は、聴覚障害者のためのヘルプマークとして「きこえんまあく」を無料で配布してほしいとうこと。(全体にかかる費用は市役所と相談)

・豊橋市は一般市民に対して、聴覚障害者はどんな点で困ってるのか・サポートしたら良いのかを啓発すること。

このマークが欲しければ、残りあとわずかなので希望者はこちらのメールアドレスからiMessageあるいはメールなり送ってください。枚数は少ないですが,無料で配ってます。送料もこちらで負担します。

kondofumikazu@icloud.com

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