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結局きちんと向き合わないといけないこと


ご無沙汰してます

採用活動等でnote読んでますと言われるたびに胸が痛むので、重い腰をあげて発信も再開していこうと思います。

考えることはたくさんあるが…

弊社もお陰様でグループ110名を突破し(通称:110名の壁問題)、今後のさらなる成長に向けて考えることが山ほどあります。どこをどう伸ばすか、拠点をどうするか、これからどこのドメインに入っていくか…。世の中ではChatGPT、AI活用も話題を席巻し、そっちも気になります。なんだか頭がこんがらがりそうです。

しかし、考えました。私も今年で39歳、現役バリバリのうちに勝負できる回数は考えてみると意外と多くありません。取り組むなら本質的な課題に取り組むべきでないかと。

結局きちんと向き合わないといけないこと

それは、やはり労働人口の急激な減少だと僕は思います。2030年には340万人の労働力不足、2040年には1,100万人の労働力が不足すると予測されています。2040年に不足する1,100万人は現在の近畿地方の全労働者数とほぼ同数だそうです。

特に深刻な運輸関係や介護関係に比べると我々のようないわゆるホワイトカラー業種は、まだましだとは言われています。しかし、IT人材は2030年で79万人不足すると言われており、「ITを活用してなんとかする」ということのスピードも落ちる可能性があります。

このかつてない経済環境下でどうサバイブしていくか、どう価値を出せるか、どう社会に貢献できるのか、これこそが本質的な課題だと考えています。

※もうひとつは、温室効果ガスの削減だと思いますが、僕が解けそうな課題がないので、一旦置いておきます。そういうのが得意な方はぜひこちらを。

やるべきこと

生み出せる価値=人数×一人あたり生産性、です。
労働者が減る中でやるべきことは、「頑張って採用(育成)する」ことと「少ない人数で回す仕組みを作っていく」ことです。

採用(と育成)

選ばれる企業となるため、人事を中心として既に働きやすさや入社後のフォローをこの数年でかなり改善しています。まだまだ改善の余地はありますが、社内からも働きやすいという声をもらえるようになりました。今後も最重要課題の一つとして、九州トップクラスの働きやすく、働きがいのある会社にしていくつもりです。数年前に弊社を検討してくださった方が見てくれたらかなり改善が進んでいることが伝わるかと思いますのでぜひご覧ください。

もうひとつは育成です。弊社でもかつては中途・即戦力採用ばかり行ってきましたが、ポテンシャルのある人材を活用していこうということで、新卒採用や未経験の採用にも力をいれています。今は少ない外国籍の方や高齢の方に活躍してもらうということも考えていかなければいけないと考えています。弊社の懐の大きさが試されてきているなと感じています。

採用・育成への投資は非常にコストがかかります。しかし、これを続けなければ、企業としての競争力・サービス提供能力・キャパの維持が困難になってくると思います。結果として顧問先へも迷惑をかけてしまうことになると思います。そこで、こちらに対応するため、大変心苦しいのですが、顧問先様へは価格の改定をお願いしております。この場を借りてお詫び申し上げます。

少ない人数で回す仕組み

もう一つは少ない人数で回す仕組みです。具体的には生産管理の仕組みの応用とITの活用だと思っています。弊社では創業期からクラウドツールの活用や、かなり先進的な製販分離(分業)の仕組み、社内でのkintoneをベースとしてアプリ開発に力をいれてきています。過去に開発したものは100を超えると思います。

業界内ではかなり進んでいる方だと自負しているのですが、このペースじゃまだまだ足りないなと感じてきました。具体的には組織の拡大ペースと、IT(レベルが相対的に高い)人材の増加ペースが合ってないように感じてきています。しっかりここに投資をしていきたいと思います。ありがたいことにローコード、ノーコードのツールも日に日に進化してきています。ある種思い込み的に、IT人材は採用難しいからなぁ…と言い訳している自分に気づきました。なんでもできる人材は難しくても、要素分解して必要なスキルを身につけることができる人材の採用や社内での育成ならやろうと思えばできるはずです。IT人材が79万人不足する中で、社内にたくさんIT人材いたらそれだけで無双じゃないですか?

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つまり、どういうことかというと

7月は機会をいただき、宮城、東京、茨城、沖縄、大阪を回りたくさんのお話を聞かせていただきました。いろいろ考えた結果、今までの僕らの方向性は間違ってはいないが、もっと思い切ってアクセルベタ踏みでガンガンいかないとだめだなと改めて感じた次第です。つべこべ言わずに頑張ります。8月もよろしくお願いします。

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