紺野莉多|小説家・エッセイスト 2024年4月13日 20:50 顔を預ける君の熱。吐息が背中に触れるたび、僕は君を連れ去りたくなる。君の腕が、僕に絡まる。この手が、腕が、体温が、いっそ僕の一部だったら。君が僕で、僕が君で。そんな風に溶け合ってしまえば、もう何も、怖くないのに。冷たい風が、僕らの隙間を通り抜けた。 この記事が参加している募集 恋愛小説が好き 4,774件 #小説 #恋愛小説 #140字小説 #恋愛小説が好き 12 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート