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物書きにとっての深夜とは

去年10月に出した公募の結果が来た。
「佳作」だった。
これで3回目だ。
自分に何が足らないのだろうか、
今回は上を狙った。
賞金も狙っていた。
文体は変えるつもりはない。
というか、変えられない。
この先も3人称で書いていくつもりだ。
今日は現場休みだったので箍が外れ、
昨日の夜、安酒をしこたま飲んだ。
健康を気遣い、平日は断酒していたのだが、昨日は無理だった。
酒を飲みながら深夜0時を廻った。
色んな感情が押し寄せる。
悔しさ、不甲斐なさ、焦燥感。
子供たちと妻はもう寝ている。
妻は「佳作」を喜んでくれた。
妻はこんな私のことを陰ながら応援してくれている。
ありがたく思うと同時に
悔しくて情けなく思った。
気持ちの切り替えがうまくいかないが
次回作の創作メモに目を通した。

ナニクソと思って書くしかない

霧の中をかけ分けていくようだ。
次回は6月末締め切りの原稿用紙100枚。
結局は書くしかないのだ。
書くしかない・・・。

深夜、日中味わうことのない奇妙なトランス状態がやってくることがあるが、
自分はこの感覚を大切にしている。
日常を逸脱出来た時に手に入れられるものもある。
深夜・・・。
この静かな時間が力をくれるものだと信じている。



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