野菜づくりを始めてそろそろひと月になる。感想はひと言、「難しいだけに愛おしい」。

最初に植えた枝豆とナスは残念ながら諦めた。大根は順調に成長していて、間引きもした（写真）。小さくてもいい。一本でもいい。収穫に繋がれば嬉しい。

トマトは種から育てる場合には直植えではなくポッドで発芽させないとダメだ、と聞いてやり直し。身近にあるペットボトルを半分に切って底に穴を開けて代用し、改めて種を撒いてみた。そして今度はその代用ポッドを畑において、上からマルチシートをかけてみた。シートに穴を開けてないけどいいのだろうか？水やりが出来ていない。少々心配ではあるが、芽が出てきたらシートの下からツンと突き上げてくるので、それからシートに穴を開ければ大丈夫と教わった。最近、ぼちぼち雨が降るから、まずは見守ってみることにする。親心。

枝豆とナスを諦めた代わりに、二十日大根を植えた。先週末に植えて、昨日、地中からニョキニョキと芽を出しているのに気づいた。まだ間引きをしていないので、だいぶ混み合っている。週末に快適にしてあげないといけない。　

二十日大根を植える時に、大根とは違う何かが芽を出しているのを発見。雑草にしては野菜っぽい風貌をしているので、そっと掘り起こしてみたところ、根っこの元にジャガイモのカケラがついていた。貸農園だから、前の方が残していったものと思われる。これが毎日毎日あちらこちらから芽を出し始めた。前の方が誰かも分からず連絡手段もないので、我が畑で大切に育てさせていただくことにする。更に、買い置きのじゃがいもに芽が出始めていたので、これも芽の周りを大きめに切り取って植えてみた。発芽するだろうか。発芽したら嬉しい。

野菜づくりを始めてから、友人知人にそんな話をしてみると、案外みんな詳しくて色々と教えてくれる。また、隣の区画の方が運良く居合わせた時は、親切に野菜づくりのイロハや貸農園のアレコレを話してくれた。楽しみながら体を動かして、野菜の収穫を期待し、コミュニケーションを図ることもできる。野菜づくりを始めて良かったとつくづく思う。