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青竹

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記事一覧

大作曲家はお酒がおスキ?【音学note】

大作曲家はお酒がおスキ?【音学note】

 こんにちは。皆さんお酒は好きですか?私は大好きです。日本酒も好きだしワインも...。
 今回は作曲家たちが空の上で忘れたいと思っている(かもしれない)、お酒でのエピソードを少し紹介してみたいと思います。彼らのエピソードを見てると、「ああ同じ人間だったんだなぁ」とちょっとホッとしたりするのは私だけ?

ベートーヴェンの死因はお酒の飲みすぎ??

 言わずと知れたドイツの大作曲家ベートーヴェン。ドイ

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曲名でよく聞くけど、「ソナタ」とはなんぞや?【音学note】

曲名でよく聞くけど、「ソナタ」とはなんぞや?【音学note】

(*最後まで無料で読める記事です)
皆さまこんにちは。本日のテーマは「ソナタ」です。「ピアノソナタ」や「ヴァイオリンソナタ」、「冬のソナタ」などで名前を聞くソナタ。曲の種類って事はなんとなーくわかるけど、実際どういうものかよくわからない方もいるのではないでしょうか?今日はソナタの基本のキを理解して、もっともっと楽しく聴ける様になりましょう。(※韓国ドラマをより楽しめる保証はありません)

語源と歴

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【名演奏家探訪】ピアニスト/イローナ・アイベンシュッツ  Ilona Eibenschütz

【名演奏家探訪】ピアニスト/イローナ・アイベンシュッツ  Ilona Eibenschütz

皆さんこんにちは、青竹です。これから「名演奏家探訪」と題したコラムを始めます!
ここでは古今東西、歴史的に重要な名演奏家の演奏を少しずつ紹介できればなと思っていますので、どうぞ気楽に読んでみてください。
記念すべき第一回は女流ピアニストイローナ・アイベンシュッツです!

イローナ・アイベンシュッツ

アイベンシュッツは1873年生まれのハンガリーのピアニスト。1886年から1890年に渡ってあのク

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朝ドラをもっと楽しもう!天才、古関裕而を探して。第二回【音学note】

朝ドラをもっと楽しもう!天才、古関裕而を探して。第二回【音学note】

こんにちは、ライターの青竹です。朝ドラ「エール」面白いですね〜!
まずは景気付けに古関裕而のこの曲を聴いてからスタートしましょう。

僕たちのYouTubeチャンネル「コロンスタジオ」の阪神ファンピアニスト「響子」が弾く六甲おろしでした。フランスに長く留学していたからかお洒落な雰囲気も漂わせつつ(?)、素敵な演奏でした。
さて記事の方は裕而と最愛の妻との出会い、そしてコンクール受賞後の裕而の華々し

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朝ドラをもっと楽しもう!天才、古関裕而を探して。第一回【音学note】

朝ドラをもっと楽しもう!天才、古関裕而を探して。第一回【音学note】

皆さまこんにちは、ライターの青竹です。
今回から2回に渡って現在放送中の朝の連続テレビ小説「エール」で主人公のモデルとなっている天才作曲家、古関裕而(こせきゆうじ)を特集します。

(古関裕而。画像出典:Wikipedia)

ドラマの方では古山裕一としてちょっと情けない(?)、音楽への愛にあふれた男として描かれている裕而。日本人作曲家として初めて国際コンクールでの入賞を果たすなど、紛れもない天才

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感染症と西洋音楽。【音学note】

感染症と西洋音楽。【音学note】

こんにちは、ライターの青竹です。
日々刻々と私たちを取り巻く環境は変化し、何が正しいか、自分の価値観にすら懐疑心を抱いてしまいます。冷静に自己を見つめることが必要な時間ですね。
今、世界を揺るがせている「感染症」。
音楽との関係はどのようなものだったのでしょうか。
(※この記事はコロナウィルス関連の情報を発信する記事ではありません。)

ハンセン病と13世紀の音楽まずは感染症の歴史を大まかに見てみ

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トルコの虜。モーツァルト「トルコ行進曲」【音学note】

トルコの虜。モーツァルト「トルコ行進曲」【音学note】

皆さん、突然ですがモーツァルトは好きですか?「トルコ行進曲」は好きですか?
こんにちは、ライターの青竹です。今回の音学noteはクラシック界のキングオブ有名曲と言っても過言ではない「トルコ行進曲」を掘り下げていきたいと思います。
まずはせっかくですので僕たちのYouTubeチャンネルから、「トルコ行進曲」を聴いてみてください。

左手のリズムはまるで軍隊の行進のよう、右手のメロディーは色々な形に変

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東京交響楽団ヴァイオリン奏者に聞いた、オーケストラ奏者という生き方。(2)【オトとヒト】

東京交響楽団ヴァイオリン奏者に聞いた、オーケストラ奏者という生き方。(2)【オトとヒト】

皆さまこんにちは、ライターの青竹です。前回に引き続き、東京交響楽団第一ヴァイオリン奏者の中村楓子氏のインタビュー記事です。今回はより音楽の深部へと話が進みます。(この記事は2月下旬にインタビューされたものです。)

中村楓子(ナカムラフウコ)
5歳よりヴァイオリンを始める。桐朋女子高等学校音楽科(男女共学)を卒業後、桐朋学園大学音楽学部カレッジ・ディプロマコース在籍中に東京交響楽団のオーディション

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東京交響楽団ヴァイオリン奏者に聞いた、オーケストラ奏者という生き方。(1)【オトとヒト】

東京交響楽団ヴァイオリン奏者に聞いた、オーケストラ奏者という生き方。(1)【オトとヒト】

皆さんこんにちは。ライターの青竹です。今回は2度目のインタビュー企画。10代で東京交響楽団第一バイオリン奏者となり、現在同楽団で6年目を迎える中村楓子さんにインタビューさせて頂きました。vol.1の今回は名門音楽大学の附属高校に在学し、様々なコンクールでも入賞していた彼女が、ソリストではなくオーケストラ奏者を選んだ理由、若くして入団したことでの苦労などを語って下さいました。

中村楓子(ナカムラフ

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2020年はベートーヴェンイヤーだから、彼の「珍曲」を聴こうじゃないか【音学note】

2020年はベートーヴェンイヤーだから、彼の「珍曲」を聴こうじゃないか【音学note】

こんにちは、青竹です。2020年はベートーヴェンの生誕250周年!各地でベートーヴェンが演奏される事間違い無し。というわけで、「よし、ベートーヴェンの事特集しちゃうぞ!」と思ったんですが、ちょ、待てよ(キムタク風)と。ベートーヴェンの事を特集している記事は他にも沢山あるし、もうみんな知ってるんじゃない?むしろベートーヴェンにもっともっと興味を持ってもらえるような面白曲を特集してみない?とまあ、僕の

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映画×クラシック=最高(2)【音学note Op.13】

映画×クラシック=最高(2)【音学note Op.13】

こんにちは皆さん。映画音楽とクラシック音楽のふか〜い関係を探る、第二回。今回は実際に映画に使われたクラシック音楽を特集していきたいと思います。

1. 「2001年宇宙の旅」(1968年)

(引用画像: neftali / Shutterstock.com)

クラシック音楽が使われた映画といえば必ず上がるこの作品。スタンリー・キューブリックが監督を務めたこの作品には実に8曲ものクラシック音楽作

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映画xクラシック=最高(1)【音学note Op.12】

映画xクラシック=最高(1)【音学note Op.12】

皆さんこんにちは。ライターの青竹です。
今回のテーマは「クラシック音楽と映画音楽」。映画音楽、魅力的な作品が沢山ありますよね〜、僕も大好きです。とは言え、僕の映画知識はにわかファンの域を出ないので、映画音楽の詳しい紹介等は他の方々にお任せします。じゃあ今日は何をするのか。映画音楽とクラシック音楽の関係について探っていきましょうか。

映画音楽とクラシックの関係って言ったって全然別物でしょ?と思った

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【インタビュー】エリートヴァイオリニストがYouTubeに描く音楽と覚悟【オトとヒト】

【インタビュー】エリートヴァイオリニストがYouTubeに描く音楽と覚悟【オトとヒト】

こんにちは、ライターの青竹です。今回は音楽に携わる様々な人々にインタビューする新シリーズ、その名も【オトとヒト】。
初回はヴァイオリニスト兼クラシック音楽系YouTubeグループ「コロンスタジオ」代表である城所素雅氏にインタビュー。実はこの「音学note」も彼の一声により誕生しました。
ヴァイオリニストとして音高音大を優秀な成績で卒業し、国内外数々のコンクールでも入賞している彼は何故YouTube

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謎多きヴァイオリンの話(2)【音学note Op.11】

謎多きヴァイオリンの話(2)【音学note Op.11】

新年の行事も一通り終わり、いよいよ2020年が動き出したなぁと感じています。
こんにちは、ライターの青竹です。今回は前回のヴァイオリン特集の第二回としまして、ヴァイオリンの四方山話をしていきます。れっつごー!

ヴァイオリンは弓も高いの?今日はヴァイオリンの必需品「弓」の話から。弓矢の話ではないですよ。前回の記事でも少し出しましたが、ヴァイオリンを弾くには弓が必要です。

(画像出典:YAMAHA

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