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高専をやめ普通科高校に再入学した男の体験記

こんにちは、Sparkleメンバーのうえちゃんです!
当記事では、高専を退学し普通科高校に再入学した私の体験記を書いてみようと思います。
比較的珍しい進路だと思いますので、参考までに、ぜひご一読ください!

自己紹介

改めまして、私うえちゃんとです!現在は青山学院大学の経済学部に在籍しています。詳細な自己紹介は下記note記事にてしておりますので、よろしければご覧ください!

高専をやめるに至った経緯


実際はもう少し前向きな退学です(笑)

入学

中学生時代、数学に自信があった私は、高専の存在を知り、第一希望の高校としました。遊戯王や動画鑑賞にハマり、ふたを開けてみれば受験期は勉強をほとんどせず、入学する高専で最も偏差値の低い学科にギリギリ滑り込み入学しました。(おそらく最低点での入学だったと思います。)

寮生活

私が入学した高専は1年次全寮制でした。初めは厳しい寮のルールに嫌気がさし、退寮したいと思っていましたが、慣れてくると寮生活は楽しいものでした。特に同じ階に住む先輩方が非常にいい方々だったのがラッキーでした。

学校生活

また、当高専は1年生のみ混合学級(異なる学科の学生が混ざったクラス)で、その中で多くの友達ができました。現在も親交のある高専時代の友達は全て1年次のクラスか、寮生活でできた人達です。勉強は全くと言っていいほどしませんでしたが、1年次は進級はできる成績だったので、無事2年生になることができました。

新2年生

ここで、クラスのが変わり、寮を出て実家から通学することになり、新たな高専生活がスタートしました。しかし、新しいクラスのメンバー(自身が所属する学科の面々)とはあまり馬が合いませんでした。昼休みはもちろん、授業の合間の休み時間も他学科のクラスへ行き、過ごしていました。また、自宅が高専から遠く、通学時間自体もストレスになっていました。往復4時間の通学は非常に苦痛でした。

退学の決定打

最も高専生活を送るうえで致命的だったのは、勉強をしてこず、授業についていけなくなったことでした。授業についていけないと勉強がつまらなくなってきます。ここで私は、「自分の興味は本当に高専で学ぶことの中にあるのか?」という疑問を持つことになり、学校へ行かなくなっていきました。半年が過ぎるころ、前期の成績だけですでに進級ができない状態になり、退学を決意しました。高専に在籍した期間は1年半でした。

再入学までの道のり


この段階ではまだプータローのままでした。

退学後の進路決定

退学後は、普通科高校(全日制)に編入しよう、と思っていました。通信制の高校に入学という選択もありましたが、自身の進路を考えた時、全日制高校で友人と関わりを持ちながら生活を送れる方が合っていると感じたため、この決断をしました。
進学先の高校は、同じ轍を踏まぬよう、自宅から近い公立高校に決めました。高専と比べればレベルは下がってしまいますが、進学校(いわゆる、「自称」というヤツではありますが…)ということであまり迷いはありませんでした。

編入を断られる

高校の編入は、編入先の高校によってルールもまちまちです。さらには珍しいということもあり、情報がなかなかありません。晩秋、そろそろ手続きをしなければならないという時期になり、当高校に問い合わせたところ、「高専からの編入は、カリキュラムが異なるため、できない。」という旨の回答がありました。ここで、私は2個下の中学生と一緒に一般高校受験(ペーパーテスト)をすることになります。

再入学

退学後の半年間は、アルバイト以外は何も取り組まず、スプラトゥーンばかりしていました(笑)
入試まではほとんど勉強に取り組まず、1度の模試と、入試3日前からの過去問演習だけして本番に臨みました。中学生の模試に参加するのはすごく気まずかったです…(笑)
結果的には、受験した年は当高校の入試の倍率がほぼ1倍(小数点第2位まで0の1.00倍)と、かなりの易化をした年だったため、合格することができました。もう少し勉強しろよ…

志を同じくする仲間の大切さ

今考えてみると、通信制の高校の内情はわからないものの、大学への進学を志すならば、全日制高校再入学という選択は正しかったのではないかと思います。
高校生活は、高専1年の時ほどではないものの、楽しく過ごせたと思っています。ほとんどの人にとって、周りの環境と逆行してわが道を進むというのは難しいものです。進学校で学校生活を送っていれば、周りの友人はほとんど大学に進学する気でいますので、情報も届きますし、勉強しなければならないという気にもなります。自分が変わることを期待するなら、自分ではなく環境に期待しましょう。

ここまで読んでいただいた方には伝わると思いますが、私は非常に怠惰でした。新しい自分に変わりたい、他に興味が湧くものがあるのではないか、というあわい気持ちがそこにあっただけです。もちろん、今は勤勉かと言われれば全くそんなことはないのですが、少なくとも以前に比べれば目標をもって生活することができるようになりました。

大学進学を目指して


ここで努力することを覚えます。

勉強をするまでの経緯

高校生活を通して生活リズムも整うと、目標とする大学進学に向け、いつか勉強を始めなければという気持ちに自然となっていきました。そんな時、塾に体験入塾してみないかという友人の誘いがありました。そこで先生と受験へのプランを考えていると、少しでも早く勉強を始めなければならないことを実感しました。その場で入塾を決め、大学入試に向け勉強するようになりました。2年生の夏休み前でした。

自身の勉強の遅れを実感

私は、まず志望学部を経済学、商学部などの学部に決めました。結局、数学が好きであることは昔から変わりませんでした。大学入学後も数学を使って社会の流れを学ぶことができる学問ということで、前述の学問に興味が湧いたことが理由です。上京を経験したいという思いもあったことから、東京の国立大学を第一志望としました。

私は、大切なのは目標を早いうちに定め、少しでも早く、継続して努力することだと学びました。

受験本番

そうして迎えた受験。センター試験の点数はひどいものでした。国立大大学なぞ到底届かない点数。そこで私はいくつかの志望度の高い大学の受験を諦め、MARCHと呼ばれる大学を中心に4校ほど受験しました。その結果として現在在学中の大学に入学、現在に至ります。

余談ですが、私は自分にとって非常に高い大学を目標にすることはいいことだと思っています。私は国立大学を志望していなかったら、現在在学中の大学にも合格していなかったと思います。ただし、目標の大学と自身の乖離はなるべく正しく認識できるよう努力した上で、目標に向け勉強することが大切だと思います。

現在

現在は、経済学部での勉強もほどほどに、確率・統計学を専門とする資格試験に向けて勉強しています。私の能力では全試験の合格までに7~年かかると思われますが、大学受験で感じた継続の大切さを胸に、気長に勉強していこうと思います!

ここまで付き合って下さり、ありがとうございました!こういった進路もあるのだ、という参考にしていただければと思います。

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