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みんな自分の話しかしていない【スーパーコミュ障と普通のコミュ障】

『コミュ力を高めるには、相手の話しを聞こう!!』
『なによりも、傾聴力が大事!!』

なんて言葉がある。

確かに誰かとコミュニケーションを取るためには、相手の話しを聞くのが大事だ。

誰もが、自分の話しを聞いてもらいたいし、
熱心に自分の話しを聞いてもらえると、その相手に好感が持てる。

だから、

『コミュ力を高める、たった一つの方法!!』

なんて本には、「とにかく相手の話しを真剣に聞こう!」なんて書いてある場合が多い。

しかし、僕は思う。

聞いてばかりでは、コミュ力なんて上がらんと。

コミュ力を上げるには話す

コミュ力を上げるには、傾聴力だけではどうしようもない。

僕は、根っからのコミュ障。
幼い頃から友達も少なく、誰かと会話するときは、どうしても緊張してしまう。

そんな僕もいい年だ。
このままではいかんと思い、『コミュ力の上げ方』を、本だったり、YouTube動画だったりと、色々調べた。

そして、コミュ力を上げる方法には、どんなものがあるかというと、やはり、

『聞け』と。

『とにかく自分が話す必要はない』と。

『コミュニケーションには自分が話す必要ない!』と。

こんな事がよく書いてある。
というか、ほとんどの『コミュ力の上げ方!』という方法は、上記のようなものだ。

僕はこれを試した。
とにかく、人の話を聞こうと努力した。

しかし、コミュ力は上がらなかった。
どれだけ、質問をしようが、人の話をちゃんと聞こうが、コミュ力は上がらなかった。

絶望した。
僕のような根っからのコミュ障には、コミュ力を上げるのなんて無理なんだと絶望した。

しかし、なんとなくわかった。
コミュ力を上げるためには、自分が話さないと駄目だということに。

普通のコミュ障と、スーパーコミュ障

そもそも、『コミュ力を上げよう!!』なんて本は、
僕のようなスーパーコミュ障向け、ではないのだ。

『コミュ力を上げよう!!』という本の対象人物は、普通のコミュ障なのだ。

  • スーパーコミュ障

  • 普通のコミュ障

この2つには大きな隔たりがある。

  • 月とスッポン

  • 雲泥の差

  • 駿河の富士と一里塚(?)

くらい違いがある。

普通のコミュ障と、スーパーコミュ障は全く違うものなのだ。
だから、僕のようなスーパーコミュ障は、そんな本を読んでも意味なんてない。

  1. 「そうか!とにかく人の話しを聞けばいいのね!!」

  2. …傾聴中

  3. 「…おや?全く話しが盛り上がらないぞ?」

なんて経験を死ぬほどした。
どれほど、相手の話しに興味をもって聞こうとも、全く話しは盛り上がらなかった。

そして、わかった。
会話は、自分が話さなくてはいけないということに。

自分の話しばかりで盛り上がる人たち

あなたの周りで、盛り上がっている人はどんな人たちだろうか?

僕の周りで盛り上がっている人たちを、よくよく観察してみたら、以下のことがわかった。

『盛り上がっている人たちは、自分の話しかしていない』

僕の周りで、盛り上がっている(ように見える)人たちは、自分の話しばかりをしているのだ。

  1. 誰かが自分の話しをする

  2. それについて、誰かが自分の話しをする

  3. 他の誰かも、それを聞いた上で、自分の話しをする

  4. 盛り上がる

  5. ある程度、落ち着く

  1. 誰かが自分の話しをする

  2. それについて、誰かが自分の話しをする

  3. 他の誰かも、それを聞いた上で、自分の話しをする

  4. 盛り上がる

  5. 以下繰り返し

これなのだ。
周りの会話を聞いてみると、だれも他の人の話しなんて聞いちゃいないのだ。

聞いていたとしても、誰かの話を聞いて、その話を盛り上げてその場を回す、さんま御殿のさんまさん、のような人なんて基本いないのだ。

だから、必然的にみんながみんな、自分の話しかしていない。

そんなもんなのだ。
そして、そのように自分の話しかしなくても、なんとなくその場は盛り上がるのだ。

こういった人たちがコミュ力が高いかどうかは分からない。
おそらく、こういった、自分の話しかしない人たちが、普通のコミュ障なのかもしれない。

僕のようなスーパーコミュ障が求めているのは、その場でなんとなく一緒に盛り上がりたい、というだけなのだ。

だから、スーパーコミュ障は、まず、普通のコミュ障を目指すべきだ。

スーパーコミュ障のコミュ改善

僕のような、スーパーコミュ障が、人の話しばかり聞いていても、その場が盛り上がることはない。

とはいえ、いきなり自分の話しをすることもできない。

僕は考えた。
どうすればいいか考えた結果、たどり着いた答えがある。

それが、

『他人の話しを聞いて、ひとりごとを喋るという方法』

これが思いの外いい。
誰かの話しを聞いて、自分が思ったことをその場でポツリと呟くのだ。

誰かが話したことをふまえて、ただ自分が思ったことをつぶやく。
ひとりごとでいい。盛り上げようとか考える必要はない。

ただただ、その場で思ったことをつぶやく。
僕はそうすることによって、コミュニケーションを取るのが楽になった。

言うなれば、この方法は誰かの『自分の話し』を聞いて、『自分も自分に向けて自分の話し』をしているようなものだ。

そう、結局、自分も話しをしなくてはいけない。
ただただ聞いて、コミュ力を上げようとするのは、自分の話しができてからでいい。

結論。

『スーパーコミュ障は、まず自分の話しをしよう!!』

でした。

あなたが自分を、スーパーコミュ障だと思うなら、
まずは、自分の話しをする、というところから始めてみてはどうでしょう。

ということで、これからも僕は自分の話しをし続けたいと思います。
目指すは、ふつうのコミュ障だ!

おしまい。

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