見出し画像

他人の足を引っ張っても自分に得はない

他人の足を引っ張るのはよくない。

たとえ、それが自分のきらいな人であろうと、足を引っ張っていても、意味なんてないのだ。

なぜなら、他人の足を引っ張るのに、自分の力や時間を割くのは、もったいないから。

他人の足を引っ張る時間に、自分の力や時間を割くくらいなら、自分の能力を上げるのに時間を使っていたほうが、生産的だ。

とはいえ、わりと僕らはこんな、非生産的なことをやりがちだ。

たとえば、少し前、不倫をした芸能人は叩かれまくっていた。
そんな、不倫芸能人を叩きまくっていた人間は、まさにこの非生産的な行動の典型ではないかと思う。

もちろん、不倫は良くないことなのだろうが、それは、自分の生活と一切関係ない。
そんな関係のない芸能人の不倫に腹を立てるのに、自分の時間や、脳のキャパシティを使っても、デメリットしかない。

たとえ、その芸能人が失脚したところで、自分に利益は一切ないのに、なぜか僕らは、そんな芸能人が失脚するのを願う。

なぜか僕らは、他人の足を引っ張り、その人物が不幸になるのを願うのだ。

最近僕はそんな人を間近で見た。

他人の足を引っ張るのに力を使う人物

最近、妻がネットで、ものを売ることを覚えた。

ヤフオクやら、メルカリやらの、個人がネット内で、自由にものの売り買いができる、今どき誰もが当たり前のようにやっているやつだ。

以前から、興味はあったらしいが、なかなか手を出せずにいたらしい。
わかる。僕もそういったネットの売買は苦手なので、妻の気持ちはとてもわかる。

なにか怖いのだ。
変な人がたくさんいそうだし、トラブルになりそうだから、手を出せないのは何となく分かる。

そんななか、妻がネット売買を始めた。
僕は嬉しい。自分が少し苦手なことを妻が始めると、なにか自分ごとのように嬉しいのだ。

そして、先日初めて商品が売れた。
妻は喜んだし、僕も嬉しかった。

しかし、そんな嬉しさを半減させるような事態が起きた。

おかしな忠告をしてくる人物がいたのだ。

それを言って、あなたになんの得がある?

妻がネットで初めてものを売った人物とは別の人物が、妻に忠告をしてきたらしい。

「あなたが、ものを売った人物は転売ヤーです」
「まともな人ではないので、その人に商品は売らないほうがいいです」
「できるなら、キャンセルをしてほしいのですが、もう発送していますよね。残念です」
「今後その人物と取引するのは控えたほうがいいです」
「私はその人物が、このフリマアプリからいなくなるように、力を注いでいます」

妻から聞いたのは上記の通りだ。

あなたは上記のメッセージを見て、どう思うだろうか。

僕の率直な意見をいうと、

「わけがわからない」

だ。

少し気持ちが悪いとも思った。

なぜなら、この人物はその、『まともではない人物』の足を引っ張っているだけだから。

そんなことをしても、忠告してきた人物になんの得もない。

そもそも、転売ヤーなんて、フリマアプリを使っている人物なら、すべての人がそうだと言ってもいい。
というか、転売は商売の基本だ。

そして、一番理解に苦しむのは、

「その人物がいなくなるのに、力を注いでいる」

というところだ。

その人がいなくなっても、忠告してきた人物に得なんてほとんどないだろう。
その『まともではない人物』がいなくなっても、少しばかりその忠告してきた人物の気持ちがスッキリするだけだ。

わりが合わないとは思わないのか。
そんなことに自分の力を注いでも、わりが合わないだろう。

そんなわりの合わないことは辞めて、自分の商品を売るのに力を注いでいたほうが、よっぽどわりがいいとは思わないのだろうか。

他人の足を引っ張るのに力を注いでも、わりはよくない

得な方を選ぼう。
自分がその物事に尽力する際は、自分が得になる方を選んだほうがいい。

そして、大体は他人の足を引っ張るのに、力を使ってもたいした得にはならない。

他人の足を引っ張るくらいなら、やはり自分の能力を上げる方に時間を使っていたほうがいい。

今回の件で言えば、忠告してきた人物はその『まともではない人物』の失脚に力を注いでいるくらいなら、自分の商品をどうやって売るかを考えていたほうが、得なのだ。

結論

『他人の足を引っ張るのはコスパが悪い』

でした。

さて、僕も他人の不幸を願うのはやめよう。
やってしまいがちな、誰かの不幸を喜ぶのはやめよう。

なぜなら、そんなことを考えていても、意味なんてないから。
コスパが悪い生き方はやめよう!そんなことを思った休日でした。

ということで、以上です。
ありがとうございました!


サポートされると、僕が喜びます。僕が喜ぶと、文章のノリがポジティブになります。