今日母が暗殺されました。私がいつも働いてるお店で注文したサービスが早速執行されたみたい。思っていたより早かったなと床についた体液を掃除しながら思う。

　殺人が当たり前の世界で私は今日も学校に行く。多数が作る当たり前や常識からずれた人を消す合理的社会。そんな無駄のない世界に自分を生きた母は私の願いによって殺されました。それでも世界は対して変わらないらしいです。耳障りな母の非合理的な心配の声が聞こえなくなっても私の日常すら変わりません。
　生前母は理想をよく私に押しつける非合理な人間でした。でも今少し考えてみれば私に生き方を教えてくれた常識のある人間かもしれないです。それを非常識と認識していた私は常識から外れているのかも。いつ私の番になるか分からない。少しでも常識を装う為にも今日もいつもの画面の前に座り常識から外れた人を殺すのです。
　少し私が常識から外れてるとしたら人を殺すと言う認識を持って作業に移っている事だと思います。