3日目_12

マカオの娯楽 ②クラブ

前回のあらすじ
ドリアン丸ごと一個を食した僕らだったが、期待外れの結果で微妙な雰囲気になる結果となった。時刻も0時を回り、翌日帰国のマリアナは荷造りをすると言った。解散かと思いきや、
「荷造り終わった後クラブ行くけど来る?」

(嘘だろ…寝てぇよ…)
内心そう思ってしまったが、他の研修生はほぼこの週で帰ってしまうので、今のうちに交流しとかないと!と思っていたので、
「OK!いつでも行けるぜ!」
みたいな回答を返した。

大学寮の目の前にはバス停があり、まるでクラブに行けとでも言っているかのように「ナイトバス」という深夜専用の便が出ている。アンナとボーフレンドのドンゴ、マリアナ、イヴァナ、マカ林の5人でそれに乗り、向かったクラブはCity of Dream(リゾート)にあるCLUB CUBICというマカオでも有数のドデカいクラブだった。

入り口にはいろんな人種の人がたくさん並んでいた。マカオに来ているIAESTEの研修生たちの中では「毎週木曜はキュービック」というクレイジーな文化が根付いていた。なんで木曜やねん、と思っていたがココで衝撃的な事実が発覚する。実はココCUBICは

毎週木曜は飲み放題踊り放題がタダになるのだ。

さすがマカオ。太っ腹。Crazy.
クラブは1-2時ごろに盛り上がりを見せるらしく、僕たちが入った時はそれはすごい事になっていた。

動画撮ってたらスマホを触ってきたよく分からない外人との2shot ↓

ステージ上ではダンサーが超かっこいいHip Hopを踊り、奥ではDJがダンスミュージックをガンガンかけていく。ステージ前ではいろんな人が踊り狂っていた。

最初はノリ方が分からずギクシャクしていたが、イヴァナが
「Kosuke! Relax! Just Feeling!」
と肩を揺すって言ってくれた。丁度よく分からない黒人からよく分からないタバコをもらって少しハイになり始めていたので、フィーリングで踊る事がいた。あの時は半分トランス状態だったから良かったけど、あの時の自分の動きは相当キモかったと思う。証拠にマリアナが全然目を合わせてくれなかった。悲しいね!

突然だが、皆さんはTwerkingというダンスを知っているだろうか?詳しい説明は省くが、簡潔に述べると「お尻をブルンブルンさせるダンス」である。おーばやしはマカオに行って狂ったか、と言われそうだが、実際本当にそうだからしょうがない。気になる方はぜひ調べてみてほしい。
僕は昔VINEか何かで一般人のtwerkingを見たことがあるのだが、CUBICではプロの"それ"を見ることができた。
すっごい。もうお尻バッルンバッルン。
これ以上言うと反感を買いそうなので言わないが、とにかく凄かった。笑

外人の女子は女子でおもろい。イヴァナの「タバコをもらいにいったらキスしてきた!」という話を聞いたマリアナも「私もキスしてくる!」と飛び出していった。アンナはいつも通りボーイフレンドとイチャイチャしていた。ていうかもう性的コンテンツに指定できるレベル。僕は一人でトランス状態。まさにカオス。
だが、ココは海外のクラブ。周りも大して変わらない。大抵の事は流していこう。

先ほどのjust feeling!の時にイヴァナは「誰もあなたを見ていないよ!」とも言った。もちろんこれは良い意味で、「ココでは誰もが何者でもない」というニュアンスだった。フェスでフォーリミのGENも同じことを言っていたな~と感傷に浸った。誰もが人種、性別、年齢を超えてはしゃげる場所。クラブの良さってこういう面にもあるんだな~と思えた。

4時くらいにアンナカップルを残し、退散。
イヴァナはどうやらクラブで出会ったアフリカ人にガチ求婚されていたらしく、ラストの30分はマリアナとこの求婚話が終わるのをずっと待っていた。彼女曰く、

「彼は貧しいし、なぜ私の事が好きなのかは分からない。けど、彼は本当に私の事を愛していた!

と少し興奮気味に話していた。帰り道15分くらいはそのcrazy guyの話をした。どうやらそのアフリカ人はイヴァナがクラブに現れるたびに意識していたらしい。一途なのかストーカーなのか… イヴァナ自身はあ~迷惑ッ!って感じだったが、まんざらでもなさそうだった。笑

実は今夜もアンナのラストナイトという事でcubicに誘われていたのだが、今日は遠慮しといた。お金無いし。
だが、イヴァナは今夜もcubicに向かったようだ。crazy guyにまた会っているのかな~?笑 明日聞いてみよう。

マカオに来たら是非CUBICに行ってみてほしい。
もちろん木曜に!


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