見出し画像

AVの話題でグローバルを感じた話

高校の時に会ったシンガポール人も、UMで会った学部生も、僕のメンターのポスドクもそろって同じワードを言う。

「TOKYO HOT!」


 別に東京が暑い!って言っているわけで訳ではない。これはれっきとした会員制アダルトビデオ(通称:AV)サイトである。ある意味アツい。一般男子でAVのお世話になったことがない人間は0%である。自信をもって言える。

 やはりこの事実はどこの国でも同じであり、どの国でも大体エロの話題は盛り上がる。もちろん公衆の面前ですべき話題ではないが、同意の上でのこの手の話は「誰とでも共有できる話題」&「誰も傷つかない」ので最強の話題であると思っている。人の悪口を言うより100万倍マシである。これは僕が高校生の時に男子3人女子2人で協議し、最終的に打ち出した結論である。異論は認めない。

 それはさておき、今日ポスドクと院生の黄さんと実験の反応待ちの時間に日本の女優の話をしていた。そしたら、いつの間にかAV女優の話になった。彼らは僕と年が離れているので「この人知ってる?」って言われても「いや…知らんわ…」って感じだったのだが、話しているうちに面白いことが分かった。

よくよく聞いてみると、中国ではその手のコンテンツに対して強い規制が敷かれているらしい。しきりに二人ともprohibitedと言っていた。
試しに僕のPCと黄さんのPCを使って、とある有名サイトをGoogleで検索してみた。ここで面白い現象が起こる。

僕のパソコンでは普通に検索結果として山ほどアダルトコンテンツがヒットし、動画も問題なく再生できた。
が、黄さんのパソコンではそういったコンテンツは全くヒットせず、一番上に出たのは「そのサイトが禁止された!」みたいなニュースの記事だった。どうやらインターネット回線ではなく、パソコンのソフトウェアでフィルターが掛けられているらしい。学歴フィルターならぬ国籍フィルターである。(テキトーです。詳しくは分かりません笑)

 僕がそのサイトを難なくヒットさせた時の黄さんの豹変ぶりと言えばすさまじかった。

What!?!?!?!? Please tell me the spell! ○○○…○○… oh shit... that's prohibited...(ここで大きく落ち込む)」

多分中国では当局によって認可を受けたコンテンツしか利用できないようになっているのかな~。なんだかんだ言ってもマカオも中国。社会主義国である。こういう面も管理されないといけないのか…と改めて文化の違いを感じた。

そういえばマカオ大学の学生は何を娯楽に生きているんだろうか。酒もやらない、キャンパスから見えるカジノにも行かない、クラブにもほとんどUMの学生はいない。研究室のみなさんは週末もずっと研究室にいる(らしい)。今回のようなコンテンツも規制されている。学部生たちにも聞いてみたけどいまいち納得できる回答は得られなかった。
 姿は似ているけどやはりどこかが違う「中国人」。それが社会主義から来ているのか、歴史が形作ったのか、これだけ接しても不思議な面が色々出てくるから異文化交流は面白い。

最後に一言。


中国よ!No freedom, No futureだぜ!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?