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ベンチワークの一考察

種目によっては、ベンチワークがとても重要な種目があります。
とりわけ、ワンプレーワンプレー止まる競技は、毎回監督から指示を出す傾向があります。

野球では、監督が出すサインをバッターがいちいち確認している姿よく見ますよね。
アメフトでは、監督はスタンド席にいながら、インカムで指示を飛ばしているのとか見覚えがあるのではないでしょうか?

ベンチサイドでは、バレーは強いチームほど細かくサインが出ています。
バスケットボールも同じように、時計が止まる度に色々なことを確認したりしています。

逆に、そうではないものもあります。
時間が止まらずに常に流れるゲームでは飛ばせる指示の量が変わってくると思います。
サッカー選手は特に自律が求められると思います。コートがあれだけ広く、監督の側を通る選手は数人程度だし、基本的には流れるように試合が進むので、選手が試合の状況と相手のウィークポイントや自分たちの通用する部分を見つけ出さなければなりません。

戦術ってとても面白くて、戦い方によって結果が変わってきます。
東アジアでは古くから制度として存在している「軍師」(キングダムでいうところの河了貂)ですが、戦術を自由自在に操り、劣勢を跳ね返します。厳しい戦いを勝たせる仕事です。

そんな「軍師」ですが、意外とヨーロッパの方ではそういう文化は近代に入るまではなかったといいます。ただ、「策士」と言われるような存在が代わりにいたようです。

「策士」と言えば、ちょっと違った策を立て、戦いを支配するようなイメージです。策で相手をはめ込み、最終的に優位な戦いへと導くのが仕事です。

とはいえ、欠かせないポイントがあります。

それは、策を遂行できる兵が必要なんです。

どんなに良い策も、コーチと意思の疎通が取れたプレーヤーがいなければそもそも成り立ちません。

相手に応じて、変えられるチャンネルを持っていることが強さだったりします。相手がいる種目であれば、相手に効く攻め方や効きにくい攻め方がやはりあります。

とはいえ、高校生です。
自分のプレーに必死になってしまいますよね。相手ではなく自分に目を向けてしまいますよね。よくわかります。不安を感じれば感じるほど、自分に目を向けてしまいます。

その中で相手のここを見ろ!というポイントを絞って見れるようになったら、もっと落ち着いてコートに立てるんじゃないかな?と感じました。

一言で言えば、自分の出来栄えばかりを気にするなですかね。
勝つには策が求められます。その策は、相手を見なければ立てられません。

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