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【読書】学校では教えてくれない地政学の授業

こんにちはYouthです。
今回紹介する本は、学校では教えてくれない地政学の授業という本です。
この本は、会話形式で書かれているのでとても分かりやすい本です。

概要

今回は、特に印象に残った章を紹介します。その章は、1,2、7章です。

一章 「地政学」って何?

まず、地政学とは何か。この本では、国家間の対立を地理的な条件で説明することだと書いています。世界の見方には、理想主義と現実主義がある。地政学は、リアリズムの一つで、地理的条件から外交防衛政策を考えることができる学問です。

二章 アメリカ大統領選挙後の世界はどう変わる?

まず、アメリカは、地政学的には島であるということを押さえておきましょう。この図をご覧ください。この図は、GDPの大小をもとに書いた世界地図です。この図では、アメリカは、島ですよね。

ワールドマッパーのGDP地図

そして、本題に入ります。まず、アメリカには民主党と共和党があります。
民主党は、黒人、アジア人などが主に支持し、福祉国家と国際協調を掲げています。それに対して、共和党は、白人が主に支持し、個人の自立と一国主義を掲げています。つまり、民主党は、積極的に外に出るウィルソン主義が多く、共和党は、島にこもるモンロー主義が多い。なので、日本的には、民主党が当選する方が安全保障がしやすいということですね。この日米関係については、下の記事で詳しく解説しています。

7章 地政学から見た日韓関係の近現代

まず、日韓関係で有名な出来事と言えばおそらく、韓国併合でしょう。韓国併合の歴史に対して、完全に日本が悪者になっています。しかし、実際は韓国の一進会という朝鮮人グループが合併運動を行っていました。意外ですよね。韓国側は、完全に反対していると思っていました。ではなぜ、このようなことがおこるのでしょうか。その答えは、朝鮮の生き残り戦略にあります。朝鮮の生き残り戦略とは、怖い相手にすり寄る。韓国は、中国と陸続きの半島国家です。中国という大国に攻められたら、確実に負けるので、とてつもなく脅威なのです。なので、中国に朝貢をし、友好関係を築くことで、防いでいました。しかし、日清戦争、日露戦争により圧倒的に日本が強いことに気が付きます。そうすると、韓国は、日本との合併に賛成の声が上がります。そして、韓国併合が行われるという流れです。

本書は通信販売で購入できますので、ご興味のある方はこちらの記事下部にあるリンクからどうぞ。

是非読んでみてください。

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