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⑵ おみくじを作ろう

1、時間数:1コマ
  対象:男子高校生(2年生)
2、目的:生徒が和歌を読み解き、実生活と結びつけて考える経験をすること。
3、準備:
① 平野多恵『神さまの声をきく おみくじのヒミツ』(川出書房新社 2017年)

②おみくじ台紙(①に収録されたおみくじより、最もシンプルな「住吉大社おみくじ」を参考にエクセルで作成)

③コレクション日本歌人選全巻



4、手順

【一時間目】
 ⑴ 説明(10分):上記目的と台紙の配付。作成案内。コレクション日本歌人選を1人一冊配布。漢字と歴史的仮名遣いにはすべてフリガナを振ること。
 ⑵ おみくじ作成(30分):①和歌の書写②現代語訳書写③フリガナをふる④学業運、生活運、旅行運、恋愛運、健康運から3つ選び、和歌の内容に基づいた占いを書く。悪い内容は書かないように指示をした。
 ⑶ 包装(10分):Canvaでそれらしい模様を探してダウンロードし、印刷。適当に切って生徒に配布し、おみくじを包装させた。

 以上で作成は完了した。なお、作成したおみくじは文化祭のクラス企画の景品として、訪れた客に配布した。

5、反省
 多くの生徒が楽しんで作成していた。ただ字への自信などから複数枚作成できる生徒は限られていた。
 時間数を一コマ増やし、コレクション日本歌人選を一晩持ち帰らせ、和歌をじっくり選定させた方が良い経験になったかもしれない。
 配布したおみくじの回収箱を教室外に設置したが、そこに入れられたものはほとんど無かった。もらってくれた客のほとんどは持ち帰ってくれたようだ。

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