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ことばの焚き火 発売から1ヶ月

鈴木麗子より。

私は、この本の制作現場を観察していた看護師である。
子どもたちの成長発達、健康観察を20年していた私は、
本の制作プロセスも、子どもの成長発達をみるように、
チームとしての変容を観察させてもらっていた。

対話的にものが出来上がるってどういうことなんだろう?
本当に本音を出しあっているのだろうか?
その場の空気感を慎重に感じ取ってその瞬間を楽しんでいたように思う。

4月にいよいよ発売。
私はこの本をどうしていきたい?のか、自問自答。
この本は、読む本で終わりにするのではなく、
体験してもらう本にしていきたい。

そんな想いが湧いてきた。
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そこで、第一弾は、
ことばの焚き火が発売されて1ヶ月がたった今
形になって飛び立った本が、実際どのような動きになっているのか?
影響を与えているのか?
そんなことに興味があり、
「ことばの焚き火、赤ちゃん健診」と名付けて
対話の場を開くことにした。

本が世に飛び立ってからの、成長発達の観察。
これは、新しいマーケティングの概念を作る機会になる
そんな意図も少し私の中に持ち合わせていた。

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5月18日 10:00~
参加者:5名

①図書館の意見箱に記入して、ことばの焚き火が置かれることになった。一市民の声が届いて、形になる姿が嬉しいし、そういう体験を子どもたちにもして欲しいと感じた。図書館でふと「ことばの焚き火」に出会う人がいることが嬉しい。
→本当の出会いについて改めて考える。あなたはどのように本当出会うだろうか?どういう本が心に残っている本なのだろうか?
何度も読み返したくなる本っていったいどんな本なのだろうか?
そんな問いが生まれる時間だった。

②対話に出会ったことで、人生が豊かになり、会社でも対話を取り入れていこうと、様々な努力をしているという話を聞く。本を会社に紹介したり、助産学校に通う娘さんに贈ったそうだ。
→いいものは、人に自然に広げたくなる。娘さんや会社に届けてくれている行動がなんとも嬉しい。そして、実際に体験する本にもなっていきそう。3ヶ月後には、どうなっているだろう。企業の中で対話を取り入れていこうとしている人は多く、なかなか人を集めることに苦戦しているようだ。その力になりたい。そんな熱いお想いが参加者の中から湧き上がり、涙が流れそうになる瞬間もあった。
自分の中から、込み上げてくる熱いものを外に出して共鳴をおこせるか?それこそが人生なのかな?なんて感じる時間でもあった。

私は、本の制作現場を観ているだけという立場だったが、まず観ることって本当に大切であると、伝えたい。まず観て、感じて、自分の純粋動機が動く瞬間を察知して、感じ取ったことをその場で声に出す。出したくなければ出さなくてもいい。そんな選択肢がある時間は本当になんとも豊かなのだ。

今度は、本を持っていろいろな場所で自分がその場を作りながら、薪をくべて、声を響かせていこう。観て、想いをたくさん聴いているから、そんな気持ちが湧き上がるのだ。

第2回目、3ヶ月健診も実施予定。
3ヶ月経過した本が、どういう動きをして、活動に繋がったのか?
報告していこうと思う。

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