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「頼ることを知らないと誰もあなたに頼れない」

羽海野チカ先生のマンガ「3月のライオン」にこうしたセリフがあります。

「あのな 大事な事だぞ? いいか?一人じゃどうにもならなくなったらだれかに頼れ でないと実は 誰もおまえにも頼れないんだ」

(出典:3月のライオン 第3巻 Chapter32 より)

主人公の桐山零が、部活のことや自分のいまいる場所のことについて悩んでいるときに、担任(林田先生)が桐山に頼る大事さを教えるシーン。(端折って説明してます。詳細を知りたいのであれば3月のライオンを是非...!林田先生、ほんとよい担任なんですよ。)

一人でいることが慣れてしまった人間はひとに頼ることをよく忘れてしまう。

◇頼れ、でもまずは考えてくれ

「1人で解決できないことでも、まずは1人で悩むのよ」

これはうちの母が昔言っていた言葉です。母は「とりあえず自分で解決しようとする人間」で、頼ることは二の次でした。広い家電量販店に行っても、捜し物を定員さんにきくことはない、そんな母です。

本当に時間がないときはどうやら聞くみたいですが、基本的には自分の足で探す人です。

ただ、人間にはキャパシティの限界値というものがあり、なんでもかんでも1人でするのは無理です。それは規模が小さいとか大きいに限らずです。プライベートで抱える問題でもあります。たとえば自分で事業を開くとして、税金の関係がややこしくなります。この辺は調べれば触りはわかるのですが、「どこまでを経費にしていいのかなど」具体的で、詳細なことはそれなりのリサーチ力がいります。でも、知り合いに税金に詳しい人間や、もしくはすでに事業を開いてる人がいれば、調べにくいことでも聞けます。

◇頼る大事さはわかった。では、どう頼ればいいのか?

考えをもった上で頼ることがとても重要で、「なんでもくれくれ、教えてくれ」の精神ではいけません。何を教えたりする際に、前提条件があまりにも曖昧だとコーチングのしようがありません。

なのでヒアリングが大事なのです。聞く力。

それで最初の話に戻りますが、だれかに頼ることは、全てを全て相手に任せるのではなくて、「自分で考えた上で他人の必要性を知る」ことがとても重要です。自己理解をしようとして、考えてようやく自分に足りないものが分かるわけです。

頼るのが下手な人は、どこまでが自分のキャパシティで解決できることなのかの線引が苦手です。「最後までひとりでやっちゃおう、時間をかければ出来るし」の考えはもちろん重要なのですが、はっきりいいますが効率が悪いです。頼れるポイントや自分でそこまでやる必要がないものは他人に頼ってもいいです。

◇頼ってくれ 

(出典:3月のライオン 第3巻 Chapter32 より)

困ったら考えて、考えてもわからなかったら、頼っていいのです。

「なにかに特別詳しい人間がいないよ」「頼る人がいない」

そんな場合もあるでしょう。詳しい人がいない場合は、まず身近な人に解決したいことを話してみてください。家族でも良いです。そうすると詳しい人を紹介してくれる可能性があります。自分で調べて、なにかを解決しようとしている人間には他の人は案外優しいです。

なんだかんだで人は頼られるのが嬉しいものです。それは承認欲求や、社会的欲求を満たすもので、ひいては存在理由を見いだせるものにもなりえる。

誰かを頼って頼られて、また考えて悩んで頼って、頼られて。自分も他人に頼りまくってます。自分もまだまだ頼り足りないし、頼りない。どんどん人に頼られたいし、頼りたい。

考えて人に頼ると基本的に良いことしか起こりません。

ではまた。


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(ライター・文筆)言葉とカルチャー好き。仕事・趣味で文章を書いてます。専攻は翻訳(英)でした。興味があったのは社会言語学と哲学。留学先はアメリカ。基本的にふざけてるのでお気軽にどうぞ。

読んでくれてありがとうございます。
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戸鳴ひとと/トナリヒトト <住所不定、有職と無職>

無職と有職の狭間にいます。仕事がまばらです。専攻は翻訳(日英)でした。ウェブサイトを作ったり、記事を書いたりしています。音楽とマンガと抹茶が好き。興味を持つ学問は社会言語学 ・社会心理学・哲学です。 よくこちらで記事書いてます。(https://cotohato.com)
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