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ハッピードラマーキャット

遠く中国大陸からやってきた、この子の名は「ハッピードラマーキャット」。
某ネコ型ロボットに酷似してますが気のせいじゃないです。

↑気のせいじゃないです

スイッチをオンすると、
ドッドッカッカッギュウゥ〜ンバキューン ウゥッ!
という音をドラミングと共にループ再生し、狂ったように走り回るイカしたキャットちゃん。

このループ音がなんというか、なかなか中毒性が高いのですが、
しかしこのハッピードラマーキャットの真価はそれだけではありません。

まずはこの動画をご覧ください。


そうなんです。
ピカーと目が輝き、お顔がぱっかりと割れたかと思いきや、中からゾウさんの顔がコンニチワ!

この奇っ怪なギミック!
なぜ某ネコ型ロボットの中からゾウさんが!
おそらくそこに深い意味などなく、面白いから!
ただそれだけなんじゃないかと思うわけです。

スイッチオン!目がピカー&ぱっかり顔開いてゾウさんコンニチワ!そしてドラミングしながら、ループ音を発し狂ったように動きまわる。。。


ひとつのコンテンツにワンアイデア とかケチ臭いこと言わず、全部ぶっ込んどけ的な潔さ!
子供が好きな某ネコ型ロボットに、これまた子供が大好き動物NO.1のゾウさんくっつけとけば、2倍好きだろう的なウォーズマン理論!
"ハンバーグチーズカレースパゲッティ定食・ライス付き(おかわり無料)" みたいなてんこ盛り具合です。

ウォーズマン理論とは
ゆでたまごの漫画『キン肉マン』に登場する超人「ウォーズマン」が超人強度1000万パワーのバッファローマンを倒すために編み出した超理論である。
(ベアークローを両手につけて)100万パワー+100万パワーで200万パワー!!
いつもの2倍のジャンプが加わり、200万×2の400万パワー!!
そして、いつもの3倍の回転を加えれば、400万×3の バッファローマン!
お前をうわまわる1200万パワーだーっ!!


このハッピードラマーキャットはじめ、中国製のパチ玩具と呼ばれるものたちには、全部ぶち込んだが故に、本来の着地点から遠く離れ、最終的になんだかわからないものになってしまった、キメラ的というか、混沌とした魅力があるものも多いんですよね。

「オモチャは人生の縮図である」と昔の偉い人も言ってましたが、このカオスな玩具を見ていると、その時、その瞬間に面白い!良い!やりたい!と思ったならば、それが例え自分の人生設計から少し外れるものであっても、感情に従って突き進んでみても良いんじゃないかと思ったりするんです。

我慢すると便秘になるしね。

※いざとなったら「食べられる野草図鑑」がバイブルだと言ってる人間(ことり隊長)の言葉なので説得力皆無です。


ただ、あまりに多くのギミックを搭載した代償に、本体に負荷が掛かり過ぎるのか、得てしてハッピードラマーキャットたちの寿命は短いと言います。

報告によると半年ほどで寿命が尽きてしまう個体もいたとか。。。

うちの子も、ある日を境にドラミングをピタリと止め、その真の顔を覗かせる事もなく、ループ音を発するのみとなってしまいました。

てゆうか。。。おまえ、エアドラムやったんかい!

あまりにも自然すぎてスルーしそうになりますが、太鼓に貼ってあるこのシールはまごうことなきSUNT●RYのペンギンのアレ。。。(ここまできて伏字にする意味)

ちなみにハッピードラマーキャット、体色が白い個体はメス、青い個体はオスとのこと。
。。。逆だったかもしれないですが大丈夫です。


作った人は絶対そんなこと考えてないと思うが、僕たちに、果てしない夢と運命を切り開く勇気をくれたハッピードラマーキャット。

いつか、その傷が癒えたなら、その時はまたハッピーなドラムプレイを見せておくれ。


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