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ネオ高等遊民読書会サークルは精読よりも乱読のような印象を受けるのですが、何を目的とした読書会なのですか?

ネオ高等遊民読書会サークルに対するご質問をいただきました。

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twitterで回答しましたが、保存用にnoteにも転載しておきます。

おそらく、拙サークルの読書量・開催日程が常軌を逸していることから、自然にうまれる疑問です。

このスケジュール画像を見て思った質問かと思います。2020年10月に行ったオンライン読書会。

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開催日が29日(休みがたった2日)
開催数40回以上(数えてない)
スピノザ・ライプニッツ・ヘーゲル・ペトラルカ・聖書・丸山眞男・ギリシア悲劇・ニーチェ・アリストテレス・ショーペンハウアー・デカルト・ラカン・レヴィナス・ヤスパース・ヘブライ語学習・坂口安吾・歎異抄などなど、骨のある文献盛りだくさん


こんなに読書会するオンライングループ、オンラインサロンなんか存在しないからです。そりゃおかしい、消化できるわけがないと思うのはごもっとも。(全員が全部に参加してるわけじゃないのでご安心ください)


以下、twitterからの転載です。


こちらは大切な疑問なので、ある程度きちんと説明いたします。

目的は言うまでもなく、個々の読書会によります。拙読書会サークルでは色んな人が色んな読書会・勉強会をやっています。

理解しやすい例を出せば、事前に読んできて1冊のポイント・要点を確認しあう会もありますし、あるいは1文1文地道に読んで内容を確認する会もあります。
この辺りは基本的には1人でやる読書と同じで、サクッと読む本もあれば、じっくり読む本もあるかと。その延長線上です。どちらかというと、みんなで読めば、じっくり読むほうに傾きやすいです。

「デカルトの著作でも……2年ほどかかると読んだことがあ」るとのことですが、私が実際に読書会を開催している経験から思うことを申しますと、それは単純に開催頻度が少ないからか(月1とか)、原語でやってるからだと思います。

たとえば『方法序説』を日本語訳で読むなら、1文1文読む形でも、月4回やれば2年もかからないかと思います。全5部に分かれてますが、2時間ほどかければ1部は終わります。(実際に拙サークルでも読んでますが、1回の読書会で1部は終えてます。)

もちろん目的によるので、いくらでも寄り道・道草ができます。拙サークルで現在進行形で行ってる『方法序説』読書会の場合は、ある程度事前に分量を決めて、そこのポイントを理解するという形です。それが精読なのか乱読なのかは、私にはよく分かりませんが、どんな風にも取り組めるのが、古典のいいところです。

こんなところです。回答はきわめて常識的なことなので、開催回数が異常に多いことを別にすれば、内容的にはごく普通の読書会サークルかと思います。(むしろ内容的にも良い読書会が多いという自負はこっそりありますが。ご関心あればぜひ詳細・案内等をご覧くださいませ。)


ネオ高等遊民読書会サークルは、2020年11月時点で100名以上が参加しており、参加者の満足度がそれなりに高いと思います。

ご関心ある方はぜひ以下の案内ページをご覧ください。


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