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【考察】夫婦に必要な共通の価値観は何か

夫婦はなぜ一緒に居られるのだろう。
また、なぜ一緒にいられないのだろう。
様々なパターンがありますね。
一緒に居たくて居ることもあれば、一緒に居たくないけど仕方なく、なんてこともあります。

私達夫婦はどうなのか。
同じ会社を経営し、仕事も私生活も同じ。
現状は、仕事と子育てと自分時間のバランスを保っています。

日々の小競り合いや苛立ちはお互いにありますが、深刻な不満は無く日々楽しく過ごしています。
不思議だと思うんですよ。
そもそも元は赤の他人ですよ。
出会った頃の新鮮さなんてとっくにありませんよ、夫婦とも。
何か理由があるはずだ。
見過ごしがちな日常を疑おう。
そんなテーマで綴ります。
のろけではないです。

出会って間もない頃のワクワクフィルターみたいなものは、夫婦にはそんなに関係ないような気がします。
良い意味で日常になるので。
旅行を思い出してください。
旅行をすると新鮮な気持ちで新しい土地を楽しめますよね。
だけれど地元の人にとってはごく当たり前の景色だし、もしもそこに住んだら同じことです。
旅行だからいいのです。
では、日常を共に続けられる理由は何か。
もしかしたら共通の「価値観」があるのではないか。
そんな仮説を立てて進めようと思います。

前述したように日々の小競り合いがある仲なので、価値観が全く同じなんてことありません。
偶然出会った二人ですし、そんなことありえません。
のろけるつもりは一切無いですが、なれそめを書きます。

私が出店販売した際に私の製作した商品を購入したお客が今の妻です。
偶然関西から新潟に遊びに来ており、ちょうどお祝いの品を探していたところでした。

そこから遠距離のお友達が始まり、妻が新潟に移住しお付き合いし結婚しました。
結婚したのも段取りがあってプロポーズしたわけでもなく、私はこれまで一度も誰かと結婚したいとは思ったことは無かったですし、何なら結婚する前はケンカばかりで恋人として末期状態でした。
彼女が実家に帰省すると言ったので何となく思い付きで「俺も行くわ」と言っただけです。
朝起きて、なんとなく思いついて言いました。
そんな最中でも私がなぜ直感的にそんな言動を発したのか今でもよく分かりません。

そんな流れで数年経ち今があります。
会社を整えようやく子供を迎え、色々あって子供は3才になりました。
子供と3人になってからも、一緒に居ます。
今時なのかもしれないけど、私が半分お母さんという感じですが、これも自然に完成した私たちのフォーメーションです。

前置きが長くなりましたが、次は私と妻の共通項を挙げます。

①次男と次女
だから何?って感じですが、互いに上を見ながら育ち、学習をしながら手段を選んでいった立場です。
上からは「あんたは甘やかされた」と言われているのも同じ。
最終的にはけっきょく好き勝手選んで行動したタイプの二人です。
私は親からの願望はありませんでしたが、妻は親からの願望に逆らい結局って感じです。

②愛情に育まれた
私も妻もそれぞれの形ではありますが、親からずっと気にかけてもらい愛情をもらいました。
帰ってくる場所を与えられて生きてきました。

③音楽が好き
これは趣味っていうことですね。
私は独学、妻は幼い頃から始まり音大卒です。
経緯は違うものの音楽が好きな人にしか分からない共通の話題も多く、それは補助的に心豊かにしてくれていると思います。

④決められた枠組みを簡単に壊す
自由に育っているので世間的な常識とか、実益を持たない枠組みなど簡単に壊します。
他者から見た自分であったりとか、評価など気にしません。
すべては自分が納得できるかだけです。

⑤人生に多くを望まない
世の中にステータスやスペックといった概念がありますが、私たち夫婦は完全スルーしています。
誰かに求めるものでもないし、必要な分は自分で作る。
そこがとても似ています。
バブル期なら高級車とか年収とか、地位とか名誉も社会的立場も特に興味がありません。
褒められたらサンキュー、否定されたらあっそう。そのくらいです。

⑥見栄を張らない
現状を受け止める。そこから次の行動を考える。その繰り返しなので、理想と現実のギャップがあまりない二人だと思います。
知っているから。
そして、理想は自身で作るものだから遠いか近いか分かりませんが理想に近づいてはいけるので割と心は安定しています。

⑦裏がないというより嘘をつけない
ガマンをしたくないのでお互いにオープンに生きています。
そりゃ多少のガマンや気遣いはありますよ。
だけれど、すぐに許容を超え小競り合いのケンカをします。
それが逆にいいのかもしれません。

⑧向上心が高い
仕事もプライベートも共通ですが
今よりもっと良くなるためには
それをずっと考えています。
その想いのあまり方向性の違いでケンカもありますが、願いは一緒です。

⑨チームワークを大切にする
仕事も家族もそうですね。
今、誰が、何をすべきなのか
それによって、みんなにどんな得があるのか。
その意識が同じです。
私の方が論理的、妻は直感的。
ここもぶつかりますが、目的は同じです。

⑩やさしい
自分で自分のことを優しいと言うのは胡散臭いですか?
優しくないことも多々ありますよ、そもそも自分勝手な性分ですし。
ここで言う優しいとは「独り占めしない」っていうことです。
一人だけ苦労をしているとか、一人だけ楽をしているとか、そういうことはしません。
それは経営者も従業員さんも平等です。
「みんなで良くなろう!」これは仕事における私たち夫婦の共通の想いだと思います。
これは決して「良い人アピール」するつもりはなく、しっかりと見返りがあるんですよ。
それは「その方が長く続くから」
信頼できる仲間たちと、できれば仲良く長く続けたいですよね。私はそうです。
せっかく同じ時代に同じ場所にいるんだから。
皆、何かしらのきっかけがあってここにいるんだから。
長く仲良く、は理想ですね。

さて、ここまで10項目挙げてみました。
まさか10個も上げるとは思っていませんでした。
リアルタイムで思ったことを綴っているだけなので、こんな結果になるとは思っていませんでした。

ここまで見て、客観的にどう思いますか?
夫婦を続けられる共通の価値観というテーマにおいて、最も重要な事って何ですかね。
パッと眺めて思うのは⑤の周囲の評価を気にしないメンタルかなぁ
そうじゃなかったら貧乏生活なんて一緒にできなかったし、しかも楽しんで。
どうなんですかね。
結論は皆さんの想像に任せて、ぼやかしておきます。

せっかくここまで掘り下げたので何かと理由をつけてパートナーを見つけることをしない若い方に伝えたいです。
スペックやら社会的立場やら事前には様々な邪魔な概念が入りますが、事後にはそんなもの消えてしまうくらい未知な事がありますから、予測するだけ無駄です。
直感に従ってほしい。
〇〇だから〇〇に違いない。という思い込みは自身の自由を狭めるのでお勧めしません。
あなたの未来は未来のあなたにしか分からない特別なことだから、邪魔を無視して本心と向き合い進んでほしいです。
だから私の言葉も邪魔と扱い、無視して進んでほしいです。
失敗したって自分の選んだことだし、誰かのせいにするほど時間の無駄って無いからね。
私のことは老害と思ってください。

もう一度自分でも見直したくなるくらいの発見がありました。
noteサンキュー。
ではまた。

その2に続きます。


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