デリバリーか、チーム育成か
こんにちは、木村です。
チームで開発をする中で、デリバリー重視か、チーム育成重視かによってやり方が変わってくるという話を今日しました。
デリバリー重視とは
はやく機能を開発して、リリースすることを重視すること
チーム育成重視とは
チーム全体の技術力を底上げしながら進めることを重視すること
1番いいのはデリバリーとチーム育成を両方高いレベルでできることです。つまりはやく機能開発、リリースもできるし、みんなが成長している状態です。しかし常に選択を迫られます。どんな時はデリバリー重視になり、どんな基準でチーム育成重視になるのでしょうか。
例えば古いバージョンのシステムの保守などは今更学んでもしかたがないので、デリバリー重視になるでしょう。またスケジュールが決まっているものはどうしてもデリバリー重視になりがちです。
逆にみんなで知っていた方がいいこと、今教えると将来みんなができるようになり、結果開発スピードが上がると判断される場合、チーム育成重視になるでしょう。そのときはペアプロや社内勉強会に力を入れます。
どちらを重視するのかはチームの状態にもよります。また外的要因によってスケジュールが決まっているなど、コントロールできない事象によっても変わってきます。大事なのは今チームがどちらを重視していて、それは現状正しい判断なのか?をチームで共有することです。
「○○の理由で、こちらを重視しています」という共通認識がないとチーム内でズレが発生します。例えばプロジェクトマネージャーは早く機能リリースしてほしいが、エンジニアチームはペアプロを通じて技術力の底上げをしていてリリースタイミングの認識にズレがあるなど。
デリバリーもチーム育成もどちらも100%やることはできません。大切なのはチームの状況、経営状況、その他の事象をもとに話し合い、合意を取った上で進めていくことだと思います。
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