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「ソウル・サーファー」 #人生を変えた1冊

人生の地図を大きく変えてくれた本は何冊かあるけれど、そのなかから1冊を選ぶとしたらベサニー・ハミルトンさんの「ソウル・サーファー」を挙げたい。

ベサニー・ハミルトンさんがハワイで生まれ育ち、シャーク・アタックを受けてからコンペティションに復帰するまでの流れがつづられた本だ。

この本の影響を受けて変わったことが3つある。

1つめ:ヨットに乗るようになった

そもそも私は、ベサニーさんの親友として知られるアラナ・ブランチャードさんの動画をYouTubeで偶然見たことから、海外のサーファーの動画を見ることにはまった。ベサニーさんについて知ったのはその後のことだ。

サーフィンについてよくわからなかったけど、「ソウル・サーファー」を読んで、どのようなスポーツかをイメージしやすくなった。

やがて「自分もマリンスポーツをやってみたい」という思いにつながるのだが、自動車の運転免許がない私は、サーフボードを自力で運ぶことができない。

マリンスポーツのなかで、
⛵道具が現地でレンタルできること
⛵あまり高い費用がかからないこと
⛵ある程度の年齢になっていても始められること
などの条件を満たすものを探し、ディンギーヨットに乗ることを始めた。

2つめ:教育を受ける、勉強をすることについて深く考えるようになった

ベサニーさんやアラナさんは、世界中を転戦しているので、学校に通って授業を受けることが難しく、ホームスクーリングを受けていることが、記されていた。ホームスクーリングだからといって勉強が簡単というわけではなく、ベサニーさんのお母様は「優」の成績を取ることについて、けっこう厳しく指導されているらしい。

この内容を読んで、海外の教育について調べるようになった。

アメリカ・コロラド州にある「フローレンス・クリテントン高校」についても、この頃知った。この高校には、妊娠していたり、出産して乳幼児を育てているという生徒だけが通っているそうだ。

また、ホームレス生活のなかで学校に通うことを選び直し、ハーバード大学に合格したリズ・マレーさんの生き様をつづった「ブレイキング・ナイト」も読んだ。

そして「教育ってなんだろう?」「勉強することって何だろう?」と考えるようになった。

私が「プロ資格マニア」を名乗るようになったのも、考えるなかでのことだ。

3つめ:「天に任せる」ことができるようになった

私は過去に何度も「もうダメだ! 仕方がない!」と開き直った時に、なんとなく救いの手が得られるという経験をしてきた。たとえば病気にかかって就職活動ができず、手術を受けてベッドのなかで拗ねていたが、その経験をWebサイトでつづったところ、ライターの仕事をもらえるようになった。このようなことが、何度もあった。

ベサニーさんやアラナさんは、ある信仰を持っていて、そのことを本にもつづっている。本を読んだり動画を見たりしているだけでは、きっとわからないほどのご苦労があっただろうなかでも「神様はちゃんと考えてくださっている」という思いをもっておられた。

私がこれまでの経験を通して、漠然と思っていた
「自分でやるべきことをちゃんとやって『もうこれ以上、何もできないよ』というくらい頑張ったのならば、まったく予想もしなかったところから、助けの手がくる」
ということを、ベサニーさんがちゃんと言葉にされていることで、私の思いもさらに明確になった。

だからこそ、瞑想や祈りの時間を持つことを「これは私にとって大切なことだ」と自信を持てるようになったのだ。特定の信仰を持つことを進めるつもりはないが、自分以外の何かの力によって生かされていることを信じ、感謝することは大切だと思う。


以上のように、「ソウル・サーファー」という本の影響は大きかった。他にも私の人生に深くかかわってくれた本があるので、いくつか挙げておこうと思う。

🌟「私には家がない  ハーバードに行ったホームレス少女」ローラリー・サマー
🌟「ブレイキング・ナイト」リズ・マレー
🌟「怪盗道化師」はやみねかおる
🌟「『美人』へのレッスン」齋藤薫
🌟「境界例の治療ポイント」平井孝男
🌟魔百合の恐怖報告シリーズ 山本まゆり、寺尾玲子

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