「50歳過ぎた社員は新しい価値を生まない」は本当か。
こういう記事を読むと、悲しさを覚えると同時に憤りを感じます。
私の勤める会社でも早期退職という名のリストラがありました。この年末に相当な数の人が去っていきました。対象となるのは主なスタッフ部門の45歳以上の社員。
我が社は過去にも何度かリストラを実施してきますが、今回ほど「退職します」メールを受け取った事は無かったです。
それだけ身近な人が沢山辞めていきました。
リストラは、経営の失敗のツケを社員に負わせる悪しき行為です。
該当の記事に書かれている「50歳過ぎた社員は新しい価値を生まない」なんて、体の良い言い訳に過ぎません。
これが真実ならば、50歳過ぎた社長含め役員は総退陣すべきでしょう。
そこまで徹底してやられるのであれば、この言葉を私は評価します。
その時の都合に合わせ、かき集める時はかき集め、そして状況が変わり必要なしとなれば切り捨てる。
記事にもありますが、本当にその世代が価値を生まない社員なのであれば、明らかにそんな社員を生み出してしまった会社側の責任でしょう。
価値観を変えられず、旧態依然のやり方をも変えられず、業績が悪化の一途を辿る企業は山ほどあります。
そんな会社は、長い期間をかけ、社員のやる気を徐々にじわじわと削いでいきます。
にも関わらず、業績が伸びない理由を「実行力の欠如」として現場社員に原因を押し付ける。
残念ながら、今年はその事実がありありと浮かんできた年となりました。
こうなると、もう社員一人ひとりが組織に頼ることなく、力をつけていくしかありません。
50を過ぎて、肩を叩かれて気づいていたのでは遅いのです。
2018年、最後の決意です。
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