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我々、中高年サラリーマンは、この先どう生きていけば良いのか。(“これから”が“これまで”を決める。)

ただ、目的もなく最低限の生活を送りたいだけなのであれば、答えは簡単で、全ての私欲を手放し、組織にしがみつけば良い。

しかしその代償として、ただ命令されたことを忠実にこなすロボットのように、無機質な毎日を送ることを許容しなければならない。


先日、昔大変お世話になったお客様(同年代)の方と食事をしたのですが、我々はこの先どう生きていくべきなのか、の話題で持ちきりとなりました。

正確には、どう「活き活きと」生きていくのか。

ある程度の基盤のある会社に勤めているため、毎日与えられた仕事をこなしているだけでも、給料はもらえるし生活に困ることはありせん。

しかし、それら与えられた仕事に意味や意義を感じらないまま仕事をこなす日々を過ごしていると、このままでは人生を無駄に送ることになってしまうのでは無いかと危機感を感じ始めます。

そして世の中は、そんな気持ちを増長させるべく、終身雇用終焉を伝えるニュースや早期退職と言う名のリストラのニュースが毎日のように飛び交っています。

リストラのターゲットとなるのは、概ね45歳以上の中高年社員。つまり我々世代。

会社にとって一番のボリュームゾーンであり、一番コストがかかる層です。

会社と社員が忠誠心で結びついていた時代はとっくに終わり、気づけば邪魔者扱い。

今回の対話を通じて、多くの中高年社員が同じような境遇に立たされ、同じような思いを抱いているんだなと感じました。

ただ、その現状を憂いてばかりいてはいけませんね。

こうした社外の人と対話を通じ、同じ会社の中では気づけなかったり感じられなかったことが多々見つかり、お互い刺激になります。

そして、ここ2年くらい、悩みながらも活動してきた私の経験も、共有することで多少は参考になるんだなとも分かりました。

ひとりで悶々と考えるのではなく、所属や立場の違う人たちと本音で語り合い、知恵を出し合うことで、新たな道が拓けるヒントが見つかるかもしれない。

そんな期待感を抱いたのでした。


少し前ではありますが、同じく社外の方(既にセカンドキャリアを実現されている大先輩の方)にお話を伺った際、ご自身の背中を押してくれた言葉として、以下の言葉をご教示いただきました。

“これから” が “これまで” を決める。

元は仏教の世界の言葉のようですが、検索したところ、理論物理学者・佐治晴夫さんの以下の記事を見つけました。

次のキャリアを考えるとき、どうしてもこれまでのキャリアの延長線上にそれがあると考えがちです。

でも、この佐治さんの仰るように、これからどのように生きるかによって、過去の価値は、新しく塗り替えられるのですね。

過去にとらわれ過ぎず、今の自分には何ができるのか、どう世の中に貢献できるのかを主軸にして考えていこうと思います。

そしていつしか、私自身が、人に希望を与えたり、希望を語ることのできる人になりたいと思います。

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