見出し画像

真田紐と具足


先日の明鏡止水にて活躍した「紐具足」の真田紐は、伊賀甲賀の古忍家であり現在京都五条にて真田紐師十五代「江南」の号でお店を開かれている和田伊三男さんの手によるもの。

和田さんは真田紐の唯一の伝統保持者です。
真田紐における有職故実は、和田さん以上の人は居ないでしょう。
御父様の時代から東映やNHK等の映画・ドラマなどの考証をお引き受けされていることからもその確かさが伺えます。
こちらの真田紐、機会がありましたら是非お買いになることをお勧めします。
私は袋織幅広の「腰帯」を特注して、大変重宝していますが、これも古忍の伝統より来ています。

以下ご許可を得て、和田さんのタイムラインより引用しました👇

昨日放送の「明鏡止水」真田の忍び甲陽流兵法の伊与久さんの戦い。江戸時代になり実際戦うということがなくなった兵法流儀は自己鍛錬の場となり、兵法も整理されて段々と綺麗になっていきますが、忍びの兵法は奇襲や扇動·諜報を際立たせ、とにかく勝って生き残る兵法として数少ない方々によって守られました。実際の昔の姿を色濃く残したものですね。
その中でかつては真田紐も防具として武器として利用されました。これは一番民衆に近い紐であり、伸びず丈夫で切れにくい事から使われました。
茶道の真田紐とはまた全く違う利用方法の真田紐です。
ただ江戸時代以降、「戦う」ということがなくなり真田紐を使った兵法も忘れられていきました。今回、伊与久さんにはその一端を見せていただきました。武具として生きた使い方をされたのは何百年ぶりかもしれません。
まだご覧なっていない方はNHKプラスのアプリで一週間見ることができます。
また、真田幸村も使っていたと言われる十字槍についてもその流儀の方がご説明なさっています。
十字槍ほしい〜(^^)

●和田さんのお店 真田紐師 江南
http://www13.plala.or.jp/enami/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?