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ニュースウオッチ9⑪ワクチン被害者遺族らが国を提訴

⑩からの続き/

ワクチン問題の新たな動き

新型コロナワクチンの副反応に関わる問題について、最近大きな動きがありました。ワクチン被害者と遺族が国を提訴したのです。

今までワクチン副反応の問題を避けていたNHKはじめマスコミ各社は、いっせいにこの問題を報道し始めました。まさに「解禁」といった感じです。どこかでGOサインが出たのでしょうか?

裁判の原告には、ニュースウォッチ9(以下:NW9)に出演した遺族の会のメンバーも含まれています。提訴後の記者会見では、ワクチン副反応に関する報道のあり方について、国とマスコミを批判しておられました。

遺族の会メンバー河野さん:……ワクチンの危険は国民に共有されてない情報をマスコミも流さない。新型コロナワクチンの被害を小さく見せているか、無視するように、一部そういうふうに流しているように、私はこの3年間思います。現実に起きていることを隠してる。人が亡くなっている、副作用被害に苦しむ人々が現存しているのに、それもマスコミではほとんど流さない。
一番私の頭きていることは、新型コロナワクチンの被害を新型コロナ(ウイルス)被害にすり替えてマスコミに流している。これは私も憤りを感じて、本当に何という国やねんなと思っております。

新型コロナワクチン被害者による国賠請求訴訟記者会見の動画を一部文字起こしした。強調筆者


もちろんNHKの責任は重大ですよね。NW9で「すり替え報道」をしたのですから。それなのに当日のNHKニュースでは、どこか他人事のように取り上げていました。自己批判や検証をする様子はありません。


接種の推進にまつわるマスコミの責任

NHKだけでなくマスコミ全体が、ワクチン接種を強力に推進する報道をしてきました。前回の記事で取り上げたNW9のインタビュー動画でも、接種をするにあたってテレビ報道の影響が大きかったことを、ご遺族が口々に指摘しています。

河野さん:何にも、そのワクチンの内容も知りませんでしたし、とにかくうちの主人は心臓疾患持ってまして、疾患持ってましたので、お医者様からも打った方が安全、大阪市もメディアで疾患のある人から打ちなさいと、打て打て打て打てと、もうとにかく助からへんと思ってましたので、もう本当に1 回目の接種集団接種の券来た時は喜んで、打ちに行ったら命取られましたね。
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佐藤さん:母もずっと家でワイドショー見て、テレビ見て、「打たないといけないのよ」っていう人だったので、私は年齢的にリスクを考えた時に、3回目ぐらいまででいいんじゃない、っていうように伝えてたんですけれども、「打たないといけない、テレビが言ってたから打ってくるね」って言ってたんですね。
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宮城さん:あんだけね、テレビや国が打て打て言うて、コロナがこんだけ怖いんでってニュースになってますし、それはワクチンで助かるんや、予防できるんやと思って。それでまあ父と母、打ったんですけれども。それで結果的には、それは原因か分かりませんけども亡くなって。なんやったろうって、よう分からん。何を信用していいか分からん。

NW9取材時に遺族の会が撮影したインタビュー動画より。筆者が文字起こししたものから抜粋。
強調筆者


あたかもテレビの報道に駆り立てられるようにして、ワクチンを打っているのです。当時、放送されていた内容の大半は、政府や行政の方針に沿って接種を強力に促進する反面、ワクチンの副反応に関する情報は極力出さずにおくという、偏ったものでした。そのような方針がNW9の虚偽報道を生んだと言えるでしょう。

新型コロナワクチンの副反応とその危険性は以前から指摘されていたことですが、NHKをはじめとするマスメディアはその情報を十分かつ正確に伝えようとはしませんでした。いわば国民全体が騙されていたようなものです。マスコミが偏りのない正しい情報を伝えていれば、ワクチン接種によって死なずにすんだ人もいるでしょう。家族を亡くした人々が「ワクチンを打たせなければよかった」と悔やむこともなかったかもしれません。

視聴者に不利益をもたらすことがわかっていながら、重要な事実を伝えない……このように「報道しない自由」を報道機関が駆使することは、時として人の健康と生命を脅かすほど深刻な影響を社会にもたらします。NHKはそれをどこまで認識しているのでしょうか?

⑫に続く


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