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声を届ける:捏造体験記の公開について

捏造報道の体験記にはフルバージョンがあります。かなり突っ込んだ内容なので、限定配信にしています。NHKとの交渉が終わり、クローズアップ現代で「お詫び放送」がされてまもなく、書き始めました。とにかく書き残しておかねばと無我夢中だったのです。毎日夜なべして約1ヶ月かかりました。

全27話を書き上げてもまだ消化不良だったので、それ以降も関連記事をあれこれ書いています。


ダイジェスト版は最近書き始めたシリーズです。その目的は、より多くの人に捏造報道や報道被害について知ってもらうこと。自分と同じような被害に遭う人が、これ以上出ないようにするためです。


本来であれば、クローズアップ現代のような報道番組が、このような問題を取り上げるべきなのです。そうすれば、報道被害の実態が広く世に知られることになり、被害に遭う人は減るでしょう。それが叶わないので、私のような一個人がリスクを負って情報発信するしかないんですよ。

こういった問題を不特定多数の人に誤解なく知ってもらうのは、なかなか難しいようです。真意が伝わらず、違った趣旨で受け取られたりすることが、往々にしてあるんですよね。こちらとしては言葉を尽くして説明するしかないのですが、誤解や偏見を完全になくすことはできない。

たとえば、最近Twitterでトレンド入りした「マスゴミ」という言葉がありますが、私は決してこれを使いません。私がしたいのはマスコミへの妥当性ある批判であって、いわれなき非難や誹謗中傷ではないからです。公共放送を含むマスコミ全般を、ひどく辛辣に叩いているように見えるかもしれない。事実そうなのですが、節度は保っているつもり。そうでなければ私の言葉は、正当性を失うからです。

私がしたいのは、批判を通じて状況を少しでも良くすることなのです。相手をやりこめたり、滅ぼしたりすることではない。そんなことのために、毎日noteの記事を書いているわけではありません。

NHKに対して私があまりにも手厳しいとか、交渉時に策を弄しててズルいとか感じる人もいるでしょう。でも、そこまでしなければ太刀打ちできない、とても手ごわい相手なのです。なにしろあちらは日本の放送界を代表する大組織であり、私はといえば何の肩書も社会的地位もない一介の主婦です。自分が潰されたくなければ、精一杯の抵抗をするしかないんですよ。大げさだと思われるでしょうが、事実です。

私の体験は少々特殊かもしれない。だけど、今の時代どのテレビ局もネットに進出しています。SNSを通じて視聴者と直でつながろうとしている。昔に比べて格段に、マスコミと一般人が接点をもちやすいのです。

一般人が何の心構えもなくマスコミに出会ってしまうと、火傷します。情報リテラシーというけれど、情報の受け手としての教育に偏っていて、取材の依頼が来たらどうするかなんてほとんどの人は知らない。いきなりそういう機会がやって来る。だから私みたいに騙される人が出てくるんです。騙された人の大半は泣き寝入りで、みなが知らないうちに不正は握りつぶされる。そして次の犠牲者が……と無限ループしているんです。

この無限ループを断ち切りたくて、捏造体験記ダイジェスト版を書き始めました。フルバージョンに比べたらだいぶ端折はしょってるし、本当にヤバイ部分は出していません。でも、不特定多数の目が触れるところに鍵をかけずに置いておくには、危険すぎる代物なのかも。


というわけで、体験記に関しては、限定公開に切り替えることにしました。なにとぞご理解ご容赦ください。

必要とする人に必要な情報が届くといいのですが。



★捏造事件の概要は以下の無料記事にまとめてあります。お読みいただけると幸いです。

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