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毎日読ませるイギリス版自然史の本

先日近所のママ友と”ニューヨークのパブリックスクールって本当に地理とか教えてくれないよねー、びっくりって話をしていた時、その友達が娘の為に昨年とてもいい本を買ったと教えくれた。

それはイギリスの科学者が書いた本で、図鑑っていうほど絵や写真はないけど、この世の全ての生物の誕生から現在まで詳しく理解する事が出来ると。
彼女の娘は12歳(うちより1つ下)だが、昨年毎日1チャプターづつ読ませて、その後で両親の前で読んだ内容のプレゼンテーションをさせたと言う。
1年経った今、凄く成績が上がった、本当にいい本だよとお薦めしてくれた。

もちろん早速アマゾンで購入。

https://www.amazon.com/Earth-Happened-Professor-Christopher-Lloyd-dp-1408834839/dp/1408834839/ref=mt_other?_encoding=UTF8&me=&qid=

中身を見てみて、思ったより文字が多くてもっと子供にも読みやすい簡単なのを想像してただけ一瞬ひるんだ。

私が怯むぐらいだからうちの息子も引き気味。ページに文字がぎっしり。
しかも難しい単語も結構あるぞ。
でも頑張らせよう!!って意気込んだ。

第1章はいきなりウィルスやバクテリアだ。いろんな種類がある。
つまりニューヨークの自然史博物館みたいなもので、世の中のあらゆる微生物の誕生から遡り(350ミリオン 年前とか途方に暮れる数字ばっかり)人類の進化まで
辿っていくという過程。

しかし、私でも分からない単語がいっぱいあるのでやっぱりちと難しい。しかも与えてる課題はダーウィンがいっぱい登場する生物学について知るだけでなく、
読み終わった後のプレゼンテーションまでやらせる事.
そしてそこが実に一番大切なポイントなのである。

読んでふーーんと理解したつもりで終わってるだけでは意味がない。
インプットした物をアウトプットする。それも人に教える、伝えると言う行為をやる事で頭に入る。
読んだ後私に内容を説明してくれるのを ”ふんふん、それで??” と聞く。
戸惑っているとそれはいつの話? どのくらいのサイズ? その酸素はどこから取り入れてるの?と突っ込んで聞くと分からないなりにも答えてくれる。

自分でちゃんと理解している時は説明も分かりやすいが、混乱してたりイマイチ内容をきちっと把握出来てない時はもちろん、説明は出来ない。

それでも私が突っ込んで聞くから、渋々またページを読み返して、せめて簡単でも良いから説明出来るように、つまり”話をまとめる” という訓練をしている。
人に分かりやすく何かを説明すると言うのは大人でも難しい。でもこのスキルを磨けば一生物になるプレゼン力も絶対養える。

いや〜〜しかし現実は結構大変。
もちろん毎日意気揚々と出来る訳もなく、これをやらせる為にモチベーション上げるのには本当に苦労する。

この本を紹介してくれた友達に聞いてみた。彼女の娘はうちより1歳年下なのに去年の時点でもうこんなのをさらって読めたの? と。

そしたら当の娘(12歳)から直々に返信が来た。基本にうちの息子にあてた文章。英語だったがこういう内容。

『私はその本を読んだ後、成績が一気に上がったよ。(細かくどの教科が何点から何点に上がったとかえらく具体的に書いている 笑)
難しいけど慣れるとかなり面白くなって来たし、読み終わった後もっと色んな事が知りたいと思う様になったよ。 でもね、一番大切な事は続ける事だよ。毎日やるんだよ、分かる? 毎日ね!!頑張れ〜〜』

親がごちゃごちゃ言うよりよっぽど効き目あり。

素敵なママ友と娘よ。 ありがとうね。



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