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週3回頑張って3か月で10kg痩せた話

「最近太ったなぁ~」
そう思いながらも目を逸らし続けて早数年。
気が付くと体重はモリモリ増え。
夏場に外に出たくないと感じる程度にはぽっこりお腹が目立ち始め。
とうとう健康診断では「肥満」と書かれるまでに至ってしまった。

本当にこれで良いのか?
でも意志薄弱で食事制限も運動も絶対続かない自信がある。
…じゃあ、週に3回だけ頑張ってみよう。

こうして、週3回頑張るダイエットを始めてみたのである。

※医学的見地に基づいたものではなく、むしろ他人がやっていたら「やめた方が良いんじゃない?」とすら思うので、あくまで体験記としてお読みください。



概要

・身長174cm、体重78.3kgから、約3か月で67.5kg(-10.8kg)になった
・週3回だけ食事制限と軽い運動、それ以外は頑張らない

これが

こうなった


やったこと

大きく2つ。
週3回、「食事」と「運動」をそれぞれ頑張った。

【食事】週3回、食事を昼食+α のみにする

本ダイエットの肝。
摂取カロリーが多いから太る。だから摂取カロリーを減らす。
毎日は辛いけど、週3回だけなら何とか耐えられるかなと思った。

昼食は社食のランチ(約700kcal)のみ。
途中から夕方にプロテインをタンパク質30g分飲み始めたので、1日の摂取カロリーは900kcal程度。
それ以外の日は特に食事制限を設けず、好きに食べてもよいことにした。

【運動】週3回以上、フィットネス系ゲームをする

すでに色んなフィットネスゲームを持っていたが、どれも大して続かなかった。
なので、週3回10分で良いと宣伝している「フィットネスランナー」を新たに購入した。

正直運動は嫌いなのでこれですら続く気はしなかったが、週3回10分という気軽さで何とか続けることができた。


感想

食事について

最初は昼食のみだと空腹に耐えられないのではと思ったが、意外と空腹にはならなかった。
でも食事を摂りたいという欲求は想像以上に強かったので、最初のうちはガムを噛んだり、ゼロコーラを飲んだりして凌いでいたと思う。

かつて禁煙した時にも感じたことだけど、「習慣化しているものを変えることによるストレス」を感じているだけだと思ったので、そのうち慣れるという楽観的な感情が強かった。

ただ最初の頃は、全身の力が入らなくなる、昼食を摂った後異常に眠くなるなど、たまに糖質不足が原因と思われる症状にも見舞われた。
これは昼食前に難消化性デキストリンを摂ることである程度マシになった。

また、最初は昼食のみにしていたが、タンパク質が足りなくてせっかく運動しても意味ないのではという不安感から、夜にプロテインを摂ることにした。
マズいプロテインでは続かないと思ったので、おいしいと言われているものから選んだ。

特にこれが好きで、最終的にはこの「ご褒美濃厚バニラ風味」ばかり飲んでいた。
アスパルテーム等の人工甘味料が入っているので賛否あるところだが、その分しっかりおいしい。

そもそも今回のダイエットにおいては、キシリトールガムやゼロコーラ等の人工甘味料は特に制限していなかった。
人工甘味料がダイエットに悪影響を及ぼすという研究もあるようだが、そこまで制限したら続く気がしないという気持ちから、特に制限することはしなかった。

また、頑張らない週4日についても、気が付くとカロリーや栄養成分を意識するようになっていた。
「これこんなにカロリーあるの!?」とか、「これ糖質たっか!!」とか。それ以外にも、「週3回こんなに頑張ってるのに、ここでこれ食べたらバカみたいじゃん」みたいなことをよく考えていた。

なので、反動でなりふり構わずたくさん食べるというよりは、ある程度理性をもって食事していたと思う。
とはいえ、ラーメンの替え玉を1つ減らそうかなとか、お酒をビールから糖質0のやつに変えようかなとか、そういう次元の話。
でも今まではそんなこと考えてすらいなかったので、自覚していなかっただけで「食べすぎ」で太っていたんだなぁと改めて実感した。

運動について

食事については割と順調だったが、運動に関しては初日から前途多難だった。
あまりに運動をしていなさすぎて、フィットネスランナーを10分やっただけで膝を痛めたのだ。

色々調べると、「筋肉をつけるための運動をするための筋肉が足りない状態」らしい。急遽膝サポーターを購入し、痛みに気を遣いながら運動することにした。

基本はバンテリンのサポーターを使用していたが、痛みが出た時はザムストのサポーターを付けて運動していた。

色んな筋肉(特に下半身)を使うので、はじめて1か月ぐらいは筋肉痛になっていた。

もちろん週3回10分だけなんて、ダイエット中の運動としては足りないと思う。
しかし、これ以上の運動を強制したら絶対続かないという確信があったので、結局3か月間ずっとこの運動量のままであった。

体重の変動について

ジグザグとした体重変動だったけど、概ね1週間で0.5~0.7kgぐらいずつ痩せていった。

食事、とくに炭水化物を摂らないことで、体内にある水分が抜けて一時的にググンと体重が落ちる。
なので、「頑張った日」の翌日に体重を測ると前日比-2kgなんてザラにあったし、当然その逆もあった。
超早期に結果が出るので楽しくなるのだが、だからといって炭水化物を抜きすぎると体調が悪化し、全身の力が入らなくなってしまうので、やはりほどほどがいいのだろうと思った。

内臓脂肪が多く、いわゆる「ぽっこりお腹」だったので、他の人と比べると体重は落ちやすかったのかもしれない。
ちなみにベルトの穴は最終的に3つ変わった。


Q&A

書き足りないことをQ&A形式で書いていく。

糖質を抜いてイライラしなかった?

した。

カロリー的にはほとんど変わらないので書いていなかったが、プロテインを飲み始めたタイミングでビタミン剤を飲んでいた。

最初はマルチビタミンのみだったが、途中から追加でカルシウムも飲むことにした。

プラシーボ効果かもしれないけど、イライラする頻度は減ったと思う。

フィットネスランナーのメリット・デメリットは?

○週3回・10分で良いという手軽さ
例えばフィットボクシングなんかだと、ホーム画面に「○日継続中!」みたいな表示が出たりする。
毎日やることを急かされると、体調や用事等で途切れた時地味にストレスが溜まる。
その点、ハナから週3回でよいと宣伝しているのはとっつきやすかった。

○設定が充実している
下半身を重点的に強化する、特定のトレーニングを除外するなど、いろいろ細かく設定できたのは良かった。
ただ、1~3日目はチュートリアル的扱いなのか、上記の設定が出来るようになるのは4日目以降なので注意が必要。

×消費カロリーが少ない
1日11~13分ぐらいでだいたい80kcal。
恐らくフィットボクシングと比べると時間効率は悪い。
リングフィットアドベンチャーと比べたら良いかもしれないけど。

×単調になりやすい
フィットボクシングにも言えることだけど、メニューが単調すぎて飽きやすい。
続けているうちにメニューはだんだん増えてくるけど、それでも下半身強化などの重点項目設定をしていると毎日同じメニューになりがち。
その点リングフィットアドベンチャーはストーリー要素があったり自分でメニューをカスタムしたり出来るので、続きやすいのかも。

おわりに

運動主体で痩せる方が良いというのはよく聞く話で、それは基礎代謝やホルモンバランスなど、さまざまな理由がある。
実際それは正しいと思うし、自分のやった方法でダイエットするのはあまりオススメしない。

ただ、自分は先述したように「しっかりしたダイエット」では継続できない自信があった。
家には白いバランスボードや黒いリングがほこりをかぶっているし、毎日夕食に炭水化物を摂らないといったダイエットも1週間持たなかった。
そんなズボラでもとりあえず3か月は継続できて、しっかり結果が出たことをまずは喜びたい。

ちなみに、今は週3回縛りも緩めていて、フィットネスランナーに至ってはまったく起動すらしていない。
標準体型になったことである程度満足してしまったからだ。

それでも記事を書いている現在(2023.12)の体重は64kg程度。
この落ち方が続いたわけでもないが、かといってリバウンドしているわけでもない。

結局、好きなものを好きなだけ食べていた頃と比べ、カロリーや栄養素を意識するようになったことが一番大きい気がする。
今後はこの体重を維持できるように、ゆるく頑張りたい。

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