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身の安全を第一に

ロシア国営テレビの生放送中のニュース番組に、反戦を訴えるプラカードを持った女性ディレクターが入ってきました。
このニュースを 皆さんもご覧になったと思います。
ものすごい勇気、命がけの行動です。

違うと思っても、そのことを貫くと身の危険が迫る 恐ろしい社会。

この戦時下の言論統制の状況とは違いますが、
違うと思っても、自分が正しいと思うような行動をとることができずに、
間違っていると思う 誰かの言うことを聞いてしまうこと。
誰かというのは、例えば会社のルール、上司、地域のルールなどの言う通りにして、
もし身の危険が迫ったら?

先日の3月11日、東日本大震災があった日です。
その11年前の3月11日も 今年と同じように金曜日でした。
ほとんどの私の知り合いは土日が仕事休みでしたので、金曜土曜に何とか帰宅して、日曜日も家にいました。

一人、物流関係の仕事をしている友人がいて、土曜日は仕事をしていました。

けれども、あの大地震があった翌日の土曜日です。
彼女は地震があった金曜日に何とか帰宅しました。
が、翌土曜日は仕事に行きました。
9時始業に間に合うように、物凄く早く家を出たとメールが来ました。

とにかく あの大地震の翌日のことです。

友人は派遣社員でした。
多くの企業がそうであるように、非正規社員が日々の仕事を回しています。
正社員は休みやすい仕事、その日にいなくても困らない仕事についていますが、
非正規社員が いないと 友人の会社の場合は、商品の出荷が滞ります。
休めない仕事です。
そして大切な仕事であることは間違いありません。

私は、こんな時(というのは大地震の翌日)に、会社は来るように言ってるの?と 休んで家にいるべきというような内容のメールを送りました。
しかも派遣社員です。
派遣会社が 会社に連絡をとって、身の安全を考えて、休ませるべきでしょう。

彼女は 会社に間に合うように行くことに必死でした。
自分が早く仕事を始めないと、出荷できないからです。

そんな彼女からは、会社が来るようにとか、来ないようにとか、そんなこと言わないと 怒ったようなメールが返って来ました。
行くのは当たり前だと言わんばかりでした。
友人は、とても真面目で責任感が強くて、きちんと仕事をするのは当たり前という性格です。
そんなズル休みをするなんて、とんでもないと思ったのだと思います。

けれども、まだ頻繁に余震が続いていて、この先、どうなるのか全くわからない状態でしたよね。
もしあの後に、また大地震が来ていたら?
会社にいて助かったということもあるかもしれませんし、地震はいつどこで起きるかはわかりませんから
何とも言えないのですが。

日本は、どこにいても地震があります。
この先も いつ どのくらい大きな地震が来るかはわかりません。
それでも、まず自分の身の安全を第一に考えて行動すべきだと思います。
たとえ、会社が、上司が来るように言ったとしても。

普段から、柔軟に考える練習をしておいた方がいいかもしれません。
いざという時に、迷わないように。

最初のロシアのニュース、この場合は 身の危険が 全く別です。
昔、戦時下の日本は、同じように言論統制がされていました。
そんな社会には決してなってほしくないし、ならないようにと強く思います。
皆が そういう意識をしっかりと強く持ち続けますように。


こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
戦争反対。

よい毎日でありますように。

近所の河津桜も満開を過ぎて、他の花々も咲き始めます。

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