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その人の服装が伝える心理

しぐさの心理学VOL.16

人の着る衣服は非常に強力なメッセージツールであり、その着用者についての重要な情報を私たちに与えています。

つまり、ファッションは情報を伝える言語の一種なのです。目は口ほどにものをいうと言いますが、この格言は衣服にも当てはまります。

つまり、その人が黙っていても、その人が着用している衣服・アクセサリーがその人についてよく語ってくれるのです。

これが人が見た目で判断される大きな理由です。

服装が大事なのは情報が詰まっているから

私たちは実際に言葉を交わす前に、衣服を見ることによってその人のイメージを作り出し、性別、年齢、職業、出自、社会階級、性格、信条といったものをお互いに伝えあっています。

また、服装は私たちがこれからどこへ行こうとしているのか、何をしようとしているのかを伝えることもあります。

例えば、ビジネススーツは仕事へ向かっていること、カジュアルな服装は休日でふらふらとしていること、フォーマルなドレスは人の集まるパーティーや普段は行かない豪華な場所へお出かけすることを表しています。

つまり、衣服は人間同士で、そのときの雰囲気や社会的な文脈を共有し合う情報ツールなのです。

ファッションは個人の好みやセンスだけで語られるものではないのですね。

ファッションは非言語情報


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