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冬のノコギリクワガタ飼育日記

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2020年12月、とあるノコギリクワガタの寿命が尽きようとしていた。
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ご報告

ご報告

かねてより寒さと寿命と戦い続けてきたノコギリクワガタ君であったが、ここ2日の寒波にやられたのか、16日朝、天に召されているのを発見した。

2日前は元気とは言わないでもまだ命の灯火は消えてなかったことを思うと、もう少し保温を強化したり、何かもっとできることがあったのではないかと自責の念にかられる思いだ。しかし暖房の中にいれたところで彼は生きながらえたのかどうか、それは神のみぞ知るところだ。

数日

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12月14日のノコギリクワガタ

12月14日のノコギリクワガタ

止まり木の下でじっとうずくまるノコギリクワガタ。

死んではいない。

霧吹きをした。冷えそうだが乾燥も大敵。

明日は最低気温が1度だそうだ。貼るカイロを用意してあげた。

12月12日のノコギリクワガタ

12月12日のノコギリクワガタ

まだ威勢は良いように思える。

後ろ脚がだいぶ強張っているようにみえるが、それ以外の脚は意外としっかりしていて、木や手にしがみ付いてくる。

まだ明日とか明後日に死ぬ気配は、ない。

前日に弱っているなーと思ってしまったのは、朝の寒い時間に観察していたからなのかもしれない。

2歳の息子にも久々に見せると、不思議そうに眺めていた。

12月11日のノコギリクワガタ

12月11日のノコギリクワガタ

12月11日、金曜日。

ほとんど動かなくなった。

線も硬く、脚の硬直が始まっている。

アゴをつつくとまだ辛うじてファインディングポーズは取るが、もはや電池が尽きる寸前のおもちゃのよう。

どこまで生きるかなと思ったが、余命はもうあと数日なのかもしれない。

命の灯火が燃え尽きようとしている。

ノコギリクワガタがまだ生きている。

ノコギリクワガタがまだ生きている。

今これを書いているのが、2020年12月8日。ノコギリクワガタのオスを捕まえてきたのが2020年8月上旬。息子のためにという名目で捕まえたが、2歳児にはまだちょっと早かったようだ。

ノコギリクワガタクワガタは本来成虫の活動期間は3ヶ月、長くても半年程度とされている。6月から活動していたとして、そろそろ限界だ。

野生のノコギリクワガタはオオクワガタやコクワガタと違い、越冬はしないことになっている

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12月10日のノコギリクワガタ

12月10日のノコギリクワガタ

2020年12月10日。

朝、ノコギリクワガタを見るとマットの上に出てきていた。

おいおい、休んでいるんじゃなかったのか。動きもかなり、硬くなってきている。

少しマットに霧吹きをする。

昨夜は少しゼリーを食べたようだ。食事は大事だ。こまめにかえてやろう。

思えばこのノコギリクワガタはメスと仲良く木にとまっているところを拉致してきた。メスは捕まえる気はなかったし、木の下に落ちてしまい、見失

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