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チームを成功に導くには~チームの成功循環ができているか~

少し宣伝っぽくなってしまうのですが…。

私は、新規事業開発や商品開発のプロジェクトチームを伴走支援しながら
もう一つの活動としてコーチングスクールの講師もしています。


今コーチング業界では「チームコーチング」に注目が集まっています。

チームコーチングの詳細についてはいずれnoteにも
書いていきたいと思いますが、今回は
チームをコーチングで支援する「チームコーチング」
につながるチームの成功循環モデルをご紹介します。

|チームが目標達成するためのチームコーチング


コーチングは ” 個人が目標達成するためのアプローチ” として
発展してきました。

ですが、このチームコーチングは
個人ではなく、個人の集合体としての チームが目標を達成する
ためにとても有効なアプローチです。

私はもともとプロジェクトチーム支援のためにコーチングを学びました。
チーム支援の活動をしている私にとって
チームコーチングのアプローチはチーム支援の基盤になっています。

今私が講師をしている銀座コーチングスクールでは
チームコーチング講座の立ち上げにも携わりました。

今回はその講座の中でお伝えした
「チームを成功に導くためのモデル」のひとつをご紹介します。

|ダニエル・キム”組織の成功循環モデル”


企業の組織やプロジェクトチームにいると
「与えられたタスクに対してどのように目標達成するか」
のみに視点がいくことがほとんどだと思います。

実際に私自身もそうでした。

これに対しMIT元教授のダニエル・キム氏が提唱したモデルが
"組織の成功循環モデル"です。

“ダニエル・キムの組織の成功循環モデル" をみていきましょう。

組織やチームの活動のサイクルには
・グッドサイクル
・バッドサイクル
の2種類あるとキム氏は述べています。


まず、バッドサイクルは次のように示されています。

(1) 結果の質:成果が上がらない
(2) 関係の質:対立、押しつけ
(3) 思考の質:失敗回避、受け身
(4) 行動の質:自分最適、消極的
(5) 結果の質:さらに結果がでない、悪循環

結果だけを追い求めると、ミッションに対して
どうしてもこのような悪循環に陥ってしまうことがよくあります。

皆さんも経験があるのではないでしょうか?

これに対してグッドサイクルは次のようなサイクルです。

(1) 関係性の質:対話、尊重
(2) 思考の質:アイデア、気づき
(3) 行動の質:チャレンジ、助け合い
(4) 結果の質:成果を実感、共有
(5) 関係性の質:信頼関係の醸成

注目すべきなのは、グッドサイクルが
「関係性の質」から始まり、「関係性の質」で終わっていることです。

キム氏は、組織やチームが成功するには
結果や行動を意識する前に、組織やチームの関係性を意識し質を向上させる
サイクルであることが大切だと提唱しています。

たしかに私自身、振り返ってみると
成功したプロジェクトは必ずと言っていいほど
チーム内でよい関係性が築けていたプロジェクト
だったと感じています。

|おわりに


特にVUCAの時代といわれる昨今、
先が見えない、正解が分からないタスクを遂行していくためには
組織、チームの関係性が重要と言えます。

一見遠回りにも見えますが
まず結果や行動を意識する前にチームの関係性を意識してみましょう。

すると結果的に近道だったり
トラブルや苦労をチームで乗り越えていけるようになると思います。

皆さんの組織やチームはいかがでしょうか?

いままで組織やチームの関係性の質について
あまり意識したことがない方も
チーム力、組織力、メンバーの関係性の質を意識してみると
良い方向に向かっていくと思います。

そのためにはしっかりコミュニケーションをとり
お互いの価値観やタイプを認めあうことです。

ぜひ意識してみてください。


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