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「原因」と「結果」

アレクサンダーさんは
結果を原因と思い込んでいると言っています。

それはどういうことでしょうか。


この時期だと花粉症でしょうか。
くしゃみが出る、鼻水が出る。
これは花粉症が原因だと思うでしょう。
多分違います。
身体はそういうふうにして、
身体を守るようにしれくれている。
いわゆる免疫反応というやつです。

なにか自分にとって害となるものが
入ってきたから、症状として、
くしゃみや鼻水を使って
その入ってきたものを出そうとしてくれている。

しかし、ここが考えるところです。
なぜ特に害をなすものでもないようなものを
出すためにこんなに過剰とも思える
症状が出てしまうのでしょうか。

なにかしら免疫の機序を乱すことが
自分自身に起きているということです。

起きていると書きましたが、
これでさえ自分でやった結果です。

なにを自分はやったのか、
これが原因です。

私の場合は食が大きく関わっていました。
食べるものを変えたら、
ほとんど症状が出なくなりました。

よくあるバケツの話は
単純な責任転嫁です。
今までやってきたことを棚上げして、
バケツがいっぱいになったからと言って
あなたの責任じゃないんだよとしているだけです。
そうやってもうけているだけです。

もちろん騙そうとしているわけではないかもしれない。
科学的研究だとそういう結果になるだけです。
人間を見なくなったから。


痛みや肩こりなども、
サインを出してくれているのに、
それを抑えてしまうと
そのサインを無視しつづけるということ。

なぜ痛むのかこるのかを、原因を、
探すことが必要です。


アレクサンダーテクニークのレッスンでは
医療に関することは扱いませんが、
あなたがなにをしているのか ーー
特に動きや、思い込みに関してですが、
この根本的なものを見ていきます。
これが面白いんですよ。
なんでこんなことやってるんだろ、
とかいろいろ出てきますから。


アレクサンダーさんが生きていた時代と
現代の医療を比べた時、どうでしょうか。
今は、ご存知のように
検査して出た数字を見て判断しているだけです。

医者が目の前にいても、
医者は画面のほうを見て話をしている。
私ではなく、数字を見ている。

原因は分かりそうにありません。
数値を変化させることはできるでしょうが。


結果を原因だと思い込まされていることが
いっぱいありそうです。

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