見出し画像

オフィスはエンターテイメントの空間へ

日経COMEMOテーマ企画ということで、コロナ禍により私自身も私の会社もだいぶ変革し始めているので、#オフィスは必要ですか?というテーマで本日は投稿します。

#COMEMO #オフィスは必要ですか

オフィス不要論

リモートワークが不可逆的に一気に進んだ今回のコロナ禍。

極論として、これまでのようなオフィスは不要論が世論として形成されかけていると思います。ホワイトカラーに限った話かもしれませんが、オフィスに行かずとも通常業務がリモートワークで事足りることに気づいた結果なのでしょう。

現に大手企業も、今回を機にオフィス面積を減らしていこうとする動きが目立つようになってきています。富士通やぐるなびをはじめ、多くの企業がテレワークにより余剰となったオフィス面積削減に舵をきっています。

私の会社もリモートワークを前提とした働き方へ舵が切られ、オフィスへの出社頻度等も定められず、必要に応じて出社はすることになっています。そのため、私自身も月に2~3日程度、最後の砦である契約書類への押印のためだけにオフィスへ出向くようにしています。

しかし弊社でも、最後の砦である契約書類への押印業務が年内には電子押印に移行予定とのことで、完全にオフィスへ出向く用事が無くなることとなりそうです。

100%リモートワーカーとなる日もそう遠くはない。

しかし、個人的にはオフィス完全不要論には反対の立場です。

これからのオフィスの在り方

これまでオフィスは何をする空間であったのでしょうか。いや、我々はオフィスに何を求めていたのだろうか。

出社して打刻をしなければならない
出社することに意味がある
オフィスでしかできない作業がある

つまり、我々はこれまでオフィスに対して何かを求めていたわけではなく、出社するという行為に意味があり、オフィスでしかできないと思われていた作業を行っていただけに過ぎないのかもしれない。(極論)

それでは、これからのリモートワークを前提とした働き方にシフトしていったときに、我々はオフィスに何を求めて、何をしにいくこととなるのでしょうか。

まずはオフィスの価値を今後は転換させていく必要があると考えている。

これまでのオフィス
・作業をする場所💀
・行くこと自体に意味がある💀
・ワクワクしない、出来れば行きたくない場所💀
これからのオフィス
・ワクワクしにいく場所💡
・都合をつけてでも行きたい場所💡
・作業ではなくリラックスする場所💡

つまりオフィスの役割として、社員にとってのエンターテイメント空間であることが今後は求められるのではないだろうか。遊びの場であり、創造の場、コミュニケーションの場、休息の場である必要性が出てくる。

ここに至った背景として、こんなことを今年の上半期で感じた。

4月の初旬から突然始まった強制リモートワークにより、多くの人が心の準備も無いまま在宅へと突入したと思う。私自身も、緊急事態宣言下においてビジネスでもプライベートでも、人との接触を極力避けていたため、4月~6月は本当にフィジカルに人と会話する機会がほとんど無かった。

そんな中、出社制限も出ていたけれど、どうしても出社しなくてはならないタイミングも何度かあった。

これまでは通勤なんて面倒で、オフィスに行くことへのモチベーションが全く無かった私だが、なぜだかコロナ禍の中出社することにワクワクしている自分がいた。

久々に人間と生で会話できる機会が持てる!と、どこかでひそかに期待しており、フィジカルなコミュニケーションを渇望していたのだと思う。元々、フィジカルなコミュニケーションを好む私だったので、尚更その渇きはあったのだと思う。

いけ好かない後輩や、面倒な先輩上司でさえも、久々にオフィスで対面するとキラキラして見えた。フィジカルなコミュニケーションこそ、ビジネスマンにとって今後のエンターテイメントなのかもしれない。

作業場としてのオフィスが不要になる中、オフィスは社員のエンターテイメントの場へとアップデートが必要になる。エンターテイメントとは遊園地的な面白さではない。フィジカルだからこそ得られるワクワク感や五感への刺激、人と人とのコミュニケーションによる温もり、自宅には無いリラックスムードがオフィスにおけるエンターテイメントだ。

オフィスの今後の在り方を再掲する。

これからのオフィス
・ワクワクしにいく場所
・都合をつけてでも行きたい場所
・作業ではなくリラックスする場所

となるような、エンターテイメントの空間となるようにアップデートしなければ、こらからのオフィスとしては存在する価値は無いかもしれない。


編集後記

フィジカルなコミュニケーションも一部では前提としたオフィスの在り方を考えてみたけれど、若い世代の子たちは新しい様式に順応し、頑張っていることも忘れてはならない。私含め、大人ももっと順応していかなければならないと思う。

・オンライン文化祭について

私は従来の文化祭の何が楽しいのかよくわかりませんが、出来ない理由をただただあげて諦めるのではなく、どうすればできるのかを考え抜いてアクションしている彼らを応援したい。当然彼らだけでなく、様々なところで制約を受けて、我慢を強いられている若者が多くいる。彼らにも示しがつくような、大人らしい生活を心がけたいと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?