コミュニケーションのズレは「前提」のズレかもしれない
人とコミュニケーションをとるとき、「前提」を共有することがとても大事だと思ってる。
結構、これが抜け落ちてることって多い気がしてるんです。
「前提」って何っていうと、「判断」の基準となる知識や文化的背景みたいなものと考えてください。
どんなに言葉を尽くしても、前提があわないばっかりに平行線をたどることってよくあって、これがすりあわせできていれば、仕事の生産性ってもっと上がると思うんです。
わかりやすいかわかんないけど、天気に関するコミュニケーションを例にとってみます。
たとえば、30度を超える日があったとして、それを体感したAさんとBさんがいるとします。
で、
Aさんは「今日は30度を超えたのか。暑いから、外に出ないようにしよう」と言い
Bさんは「今日は30度台なのか。比較的涼しいから、こんな日は外で遊んでおこう」と言う。
同じ30度を超えるという状況に身をおいて、出てくる判断が真逆になるのってなんででしょう。
なんでかっていうと、前提が違うから。
30度っていう気温は同じで、それをどう捉えるかで、
Aさんは あつすぎる だから 家にいる
Bさんは 比較的すずしい だから 外で遊んでおこう
ってなる。
Aさんの前提は
「30度超えると真夏日である日本にいる」
Bさんの前提は
「毎日40度以上で30度を下回らない国にいる」
なんです。
前提がまったく違いますよね。同じ現象を見て、論理的に考えたのにも関わらず、結論が真逆になっちゃう。
住んでる場所が違うんだから2人がコミュニケーションできるはずないし、非現実的ではあります。
ただ、大事なのは前提が違うと、論理的に考えても結論が変わるってことなんです。
30度を暑いと思うか涼しいと思うか。
仕事であれば1週間の納期を長いと判断してるか、短いと判断してるかみたいになるかもしれません。
人によって知識や文化的背景は違って当たり前なので、こういう前提の違いはフツーに起きてる気がしてます。
なので、「前提」をきちんと確認したほうがいいよねと思うわけです。
日々そんなことを考えて、コミュニケーションをとってます。
久々のnote投稿。
あまり気負わずにまたゆるく始めてみようかと思った、令和の夏。
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