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人との不器用な別れかた

人生の節目に人との別れがたくさんあった。
卒業、引越し、失恋、退職などなど。

その全てにおいてわたしは別れ方がとても下手だ。
お世話になった人に上手く感謝の気持ちを伝えられなかったり、別れた恋人とは絶縁状態になってしまったり。

きっと相手は後味の悪い思いをしていると思う。

もちろんわたしは好んでそういう状況に持ち込んでいる訳ではないが、どうしても自分の都合やくだらないプライドを優先してしまう。

例えば新卒で入社した会社を辞めるとき、わたしは本当にお世話になった先輩に最後の挨拶に行けなかった。

仕事についていけずに悩んでいたわたしの相談にのってくれて、どうにか仕事を続けられるようにアドバイスをしてくれた先輩の期待に応えられなかった自分が恥ずかしかったからだ。
先輩に対して後ろめたい思いがあり、とうとう顔を合わせることなく辞めてしまった。

これを思い出すと自分のしたことが情けなく、本当に嫌になる。

似たようなことが1度や2度ではない。

わたしは気づけばいつも自分のことばかりで、相手が本当にしてほしいこと、言われたいことが分からない。

だからいつも人付き合いには余計な力が入ってしまうので、空回りしたり、無駄に疲れる。

そんなわたしにもずっと変わらず付き合い続けてくれる人たちがいる。
何度迷惑かけたことか分からないが、今はただただ感謝しかない。

人付き合いに関しては後悔も反省も多い今までだったけど、今自分と関わってくれる人たちをわたしなりに大切にして生きていきたい。




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