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映画と映画館の記録vol.1

夫と出会ってから、映画を観るようになった。

映画の好きなところは、1〜2時間程度で、色々な人生を歩んでいるかのような素敵な体験ができるところ。純粋に映像を観ていて癒されるということもあるが、作品を通して考えさせられ、学ぶことができるのも私にピッタリだと思った。

そして、コロナ禍を経て、改めて映画館で観るということの素晴らしさも痛感した。最近はサブスクでいくらでも家で沢山の作品が観られるが、慣れ親しんだ自宅で観るのと映画館に行くのとではやはり没入感が違う。
また、映画館ごとの特徴もあって、映画館(映画を観ることができる空間)という場所の魅力も感じ始めたここ最近である。

そんな訳で、最近観た映画と訪れた映画館をまとめておこう。

1.aftersun
@シネマイクスピアリ(千葉)

ディズニー旅行のスケジュールの間に訪れた《シネマイクスピアリ》。舞浜駅から直結の商業施設、イクスピアリの中にある映画館だが、わざわざ旅行先で映画を観るという体験はこれまでの私にとってなかった。
ただ、さすが夢の国!屋内なのに天井が空のようになっていたり、エントランスが昔のアメリカの映画館風のレトロなデザインだったりと、映画館に向かうまでも楽しめた。きっとここで観るディズニー映画は格別なんだと思う。

エントランス
周辺にはオシャレな飲食店が並ぶ

また、座席が深く肘置きが広いのも居心地が良い。周囲がポップコーンを食べている音や匂いも含めて最高の空間だった。

そして、レイトショーで鑑賞した映画は『aftersun』。父との思い出をビデオテープから思い起こす、記憶の断片を辿る作品。情報を基本的に入れずに行く私にとって、一回だけでは感じ取れない部分も多すぎたのでもう一度どこかで観たいと思っている(地方でももっとやってくれないかな〜)。とにかく映像が美しいことだけで涙が出そうになるし、こんな映像私も撮りたい、羨ましい。

売場の隣にあった素敵なスペース


2.みんなのヴァカンス
@ゴトゴトシネマ(高知)

観たかった映画『みんなのヴァカンス』が高知にやってくるということで日帰りで向かった。場所は映画館ではなく、高知で有名な現代起業社がやっている喫茶店メフィストフェレスの2階。
映画前に喫茶で食べたランチは勿論のこと、ひろめ市場近くの街中にあるのに店内の静かで落ち着いている雰囲気は魅力的だった。

オシャレな外観
ランチのグラタンセット

2階にはスクリーンのあるミニ劇場があり、靴を脱いで座椅子での鑑賞。足を伸ばしてゆったりした気持ちになり、一緒にヴァカンスを楽しんでいる気持ちになれた。とにかく出てくるキャラクターみんなが愛おしく、個人的にはキャニオニングのシーンは涙が出るほど笑った(姉の怒り具合が最高)。

2階に上がる階段

ミニシアター系の作品を中心に定期的に開催してくれる《ゴトゴトシネマ》。なかなか観る機会のない作品を地方で観ることができるチャンスなので、今後も活動を応援していきたい!

3.それでも私は生きていく
@シネマルナティック(愛媛)

いつもお世話になっているミニシアター《シネマルナティック》で観たのは、『それでも私は生きていく』。
生きている限り、誰もが色んな立場となって人生を歩んでいく。主人公の人生で起こる嬉しいことや悲しいことを、一緒に味わっている気持ちになり、自分と重なるところを思い出したりした。フランスが舞台になるだけで映画になってしまうのは本当に卑怯だと思う(褒め言葉)。

座席には、昔ながらの座布団があるのがポイント。地味にかわいい。松山市内の商店街の中にあり立地も良いので、もっと色んな人が来たらいいのにと願ってやまない場所。

受付

観る場所によって、作品の観え方も変わってくるということを感じるこの頃。
また色んな場所の映画空間を体験しに行きたい。

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